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■【Race News】 ジャパンカップスタート直前情報

レース

(左からビスコンティ、バッソ、フォイクト、コボ、ロドリゲス、新城)

10月25日に宇都宮市で開催される、ジャパンカップサイクルロードレース(UCIアジアツアー1.HC)に参加する海外チームのエースたちがレース前 日、市内のホテルで揃って記者会見に臨んだ。今回来日したのはプロツアーチーム5チーム、プロコンチネンタルチーム1チーム。

イ タリアのリクィガスのエースを務めるのは、昨年今大会で競技復帰を果たし、3位に入ったイバン・バッソ(イタリア/32歳)。「今年も招待してくれた主催 者には感謝している。沿道で応援してくれる大勢のファンの声援に恥じない走りをしたい。個人的には、長いシーズンですでに95レースを走り、疲れていて、 調子が万全であるとは言えず、優勝は難しいかもしれない」と、語った。同じく昨年に続いて2度目の来日となったジョバンニ・ビスコンティ(イタリア/26 歳)は、今年はイタリアとウクライナの混成チームであるプロコンチネンタルチーム、ISD・ネーリのエースを務める。「このコースは去年も走っていて、ポ ジティブに考えている。難しいコースだが、大勢の観客が集まり、日本で一番人気のあるスポーツは自転車競技なのではないかと思ったほどだった。明日もがん ばりたい」と、語った。昨年ダミアーノ・クネゴにゴールスプリントで惜敗して2位になったビスコンティは、記者会見のあとで行われたチームプレゼンテー ションの場で「去年より順位を上げたい」と宣言し、優勝を誓っていた。デンマーク登録のチームサクソバンクのエースとして来日したのはイェンス・フォイク ト(ドイツ/38歳)。「とても素晴らしいコースだと思う。ボクが得意なような逃げが決まりやすいコースだね。チームの誰かが表彰台に上がるのは確実だ。 大勢のファンが集まり、日本では自転車競技がとてもポビュラーなので驚いているよ」と、語った。スペインのフジ・セルベットのエースを務めるフアンホセ・ コボ(スペイン/28歳)は「コースは楽なものではなく厳しいが、シーズン最後のレースだからいい走りがしたい。しかし、バッソ、ロドリゲス、ビスコン ティのようなチャンピオンたちと闘うのは難しいだろう」と、語った。同じくスペインのケスデパーニュのエースは、メンドリーズィオ世界選で3位に入ったホ アキン・ロドリゲス(スペイン/30歳)。「シーズンの最後で疲れていて、万全のコンディションという訳ではない。有力選手と闘って勝つのは難しいだろう が、ベストをつくしたい」と、語った。そしてフランスのBボックス・ブイグテレコムは、日本の新城幸也(25歳)がエースを務める。「試走はいい感じだっ た。(ツールで走った)アルプスよりはきつくはない、というイメージで走りたい。明日は日本のファンにいい走りを見せたいと思っている」と、意気込みを 語っていた。

迎えうつ日本勢は、地元宇都宮に今年誕生したBLITZEN宇都宮プロレーシングチーム、EQA・梅丹本舗・グラファイトデ ザイン、愛三工業レーシングチーム、シマノレーシング、チームブリヂストンアンカー、マトリックスパワータグ、そしてジャパンナショナルチーム。国内外 13チーム、63選手が出走する予定だ。大会は25日の朝10時にスタート。天気予報によると、あいにくの雨天となりそうだが、18人目のチャンピオンは 午後2時すぎには決定するだろう。