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サドルに花を咲かせましょう!? 横国大ほかで「放置自転車アート」

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「枯れ木に花を・・・」ではなく、何と放置自転車のサドルに花が咲いた!? 放置自転車を使ったアートプロジェクト「サドル・ブロッサム」が横浜国立大学や千葉大学などで実施されます。

このプロジェクトは、大学内で利用できる自転車シェアリングシステム「COGOO(コグー)」の宣伝を目的に、同システムの開発と運営を行なうリレーションズ(東京都渋谷区)が行なう企画。各大学のキャンパスにある放置自転車20台に、マーガレットやラベンダーなどの花が咲いたサドルを取り付け、キャンパス内の路上に展示します。

 

サドルから花が咲いた!?(「サドル・ブロッサム」プロジェクトより)

 

サドルのクッション部に水を含ませて植物の種を植え付けると、何ということでしょう。本来ならば廃棄される運命だったサドルが、プランターに早変わり! 「サドル・ブロッサム」プロジェクトの担当者によれば「植物はすべて種から育てている」とのことで、同プロジェクトでは「サドルで成長した植物の姿から、自転車が放置された時間への気付きが得られれば」と説明しています。


「サドル・ブロッサム」展示風景。植物はサドルで種から育てたという


広大なキャンパスを有する横浜国立大学では、学内の移動に自転車が欠かせません。しかしその一方、春の卒業シーズンには適切に処分されずに放置される自転車が毎年数100台も発生。放置自転車をどう減らしていくのかが課題となっています。

 

「サドル・ブロッサム」は大学内の放置自転車を活用して実施する

 

今回、同大学では放置自転車問題の解決を目的に、学生や教員が無料で利用できるシェアサイクルシステムとしてコグーを導入。3か所のポートに合計10台の専用自転車が用意されており、将来的には学内の放置自転車を活用することも検討されています。

リ レーションズ社では「コグーの自転車を1台導入することで、学内の放置自転車を10台減らせる」と試算。「サドル・ブロッサム」の展示は横浜国立大学で5 月7日から10日まで行なわれ、7日だけで学生と職員計133人がコグーへの利用登録を行ないました。また、同展示は千葉大学で20日から24日にかけて 行なわれるほか、東京大学などでも予定されています。(斉藤円華)


「サドル・ブロッサム」公式サイト
https://cogoo.jp/saddleblossoms/
コグー公式サイト
https://cogoo.jp/