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東村山で初! 自転車レーン整備へ、2015年度完成目指す

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各地で整備が進む自転車レーン。東京都東村山市でも、自転車レーンの設置に向けた検討が進んでいる。対象となるのは市中心部を走る、計画区間も含めた約2キロの区間。2015年度中の供用をめざす。

自転車レーンの設置が計画されているのは、「都市計画道路3・4・27号(東村山駅秋津線)」。東村山駅前の府中街道を片方の基点とし、東西を結ぶ形で秋津駅・新秋津駅方面に伸びる形で計画されている。現在、一部が完成しているのみだが、全区間が開通すれば総延長は約3.6キロとなる。

 

府中街道から見た3・4・27号線(Googleストリートビューから引用)

 

この内、自転車レーンの設置が計画されているのは、府中街道-野行(やこう)通り間の約2キロ。府中街道側の約1.2キロの区間が既に道路利用されている。道幅は16mで、歩道が片側3.5m、車道が同4.5mとなっている。

同道の整備の基本方針では「断面構成(車道や歩道、植栽帯など)や沿道空間づくり等に特徴を持たせる」「歩行者にとって安全で快適であるように整備する」などと明記。自転車レーンは歩行者と自転車を分離し、歩道を歩く歩行者の安全を高めることが期待されている。

同区間で自転車レーン設置の検討が始まったのは12年度。同年度に国交省と警察庁は、安全で快適な自転車通行空間を整備するための指針(ガイドライン)を示している。整備事業を担当する市・市街地整備課の担当者は「市でもガイドラインを受けて、レーンの設置に向けて警視庁と協議を始めた」と話す。

自転車レーンには車道左側を青くペイントする方法や、同様に青い線を引く「ブルーライン」、自転車マークなどの「ピクトグラム」を路面に表示するなどの方法があるが、具体的な整備方針は未定。

「左側一方通行か、対面通行にするかも含めて協議中で、現時点ではあくまで計画段階」(同前)とのことだが、実現すれば市内で初の自転車レーンとなる。(斉藤円華)

都市計画道路3・4・27号線整備事業(東村山市)  https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisei/machi/toshikeikaku/3427.html