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■■■スイス参加中のキルシェンが心臓発作で入院

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ツール・ド・スイス(UCIワールドカレンダー/プロツアー)に参加中だったルクセンブルクのキム・キルシェン(チームカチューシャ)が、6月18日夜(第7ステージ終了後)、宿泊中のホテルで心臓発作に見舞われてチューリッヒの病院へ搬送された。このニュースは一夜明けた19日に報道されたが、当初キルシェンが所属するカチューシャは、彼は心臓発作を起こしたのではなく、呼吸器系のトラブルが原因で心臓にも影響が出たのだと説明していた。しかし、夜になってチームはキルシェンの病状を公式に発表し、一転して彼が心臓発作に見舞われた事実を認めている。

カチューシャが発表したリリースは以下の通り。「昨夜、心臓発作の犠牲となったキム・キルシェンの病状は安定している。彼は病状をより安定させるために人工的な昏睡状態にされている。現在までに行われた検査に基づき、梗塞症や血栓症の疑いは除外されている。少なくとも今後24時間は、現在の状態が続けられるだろう。経過は可能な限り早く発表する」

カチューシャのベルギー人監督、バルト・レイスンが地元メディアに語った話によれば、キルシェンは今春心臓疾患に関した手術を受けていて、それが関係している可能性もあるという。キルシェンは4月中旬のフレッシュ・ワロンヌに参加した際、体調不良で途中リタイアし、その後のリエージュ・バストーニュ・リエージュは欠場していた。ツール・ド・スイスでは、第7ステージ終了時点で19分46秒遅れの総合48位だった。