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ジロ２０１１コース発表

レース 2010.10.27

ＲＣＳスポーツが１０月２３日に北イタリアのトリノで、ジロ・デ・イタリア２０１１のコース発表会を行った。第９４回大会は来年５月７日にトリノで開幕。イタリア統一１５０周年を祝うため、当時の首都だったトリノが選ばれている。初日は近郊のベナリア・レアレからトリノまでの21.5kmでチームタイムトライアルが競われる。３週間の日程で個人タイムトライアルはネベガルを登る12.7kmの山岳ＴＴと、最終日にミラノで行われる32.8kmのＴＴのみ。

中盤以降に集中する山岳ステージの目玉となるのは、リクィガスに所属するヴィンチェンツォ・ニーバリの故郷、シチリア島が舞台となる第９ステージ。ニーバリの出身地メッシーナをスタートし、活火山として有名なエトナ山に２度挑むレイアウトになっている。第１３ステージはオーストリアに越境してグロスグロックナー峠でゴール。翌日の第１４ステージはゾンコラン峠に挑み、第１５ステージには来年のチマ・コッピ（最高峰）となる標高２２３６mのパッソ・ジャウ峠が登場し、過酷な３日間になるのはまちがいない。休養日を挟んで突入する最終週にも山岳ステージは続く。第１６ステージは標高１０４３mのネベガル峠を登る山岳個人タイムトライアル、そして最終日前日の第２０ステージは、標高２０３５mのセストリエール峠ゴールが控えている。来年のジロは５月２９日にミラノで閉幕。今年の最終日はヴェローナのアレーナが舞台になったが、ミラノでも有名なドゥオーモ前の広場がゴールになる。来年は一体どんな演出が準備されるのか楽しみだ。

今年のジロで総合３位になり、ブエルタで優勝したニーバリは「とても難しくて厳しいジロだ。知らないポイントがいくつかあるから、慎重に研究しなければならない」と、語っている。(FOTO&MAP:RCS Sport)

●ジロ・デ・イタリア２０１１　日程
５月７日（土）　　第１ステージ　　ベナリア・レアレ→トリノ（チームＴＴ）　　　　　　　　　　２１．５km
５月８日（日）　　第２ステージ　　アルバ→パルマ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２４２km
５月９日（月）　　第３ステージ　　レッジョ・エミリア→ラパッロ　　　　　　　　　　　　　　　　１７８km
５月１０日（火）　第４ステージ　　クアトロ・デイ・ミッレ→リボルノ　　　　　　　　　　　　　　２０８km
５月１１日（水）　第５ステージ　　ピオンビノ→オルビエート▲▲　　　　　　　　　　　　　　　　２０１km
５月１２日（木）　第６ステージ　　オルビエート→フィウッジ・テルメ　　　　　　　　　　　　　　１９５km
５月１３日（金）　第７ステージ　　マッダローニ→モンテベルジネ・ディ・メルコリアーノ▲▲　　　１００km
５月１４日（土）　第８ステージ　　サプリ→トロペア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２１４km
５月１５日（日）　第９ステージ　　メッシーナ→エトナ▲▲▲▲　　　　　　　　　　　　　　　　　１５９km
５月１６日（月）　休養日
５月１７日（火）　第１０ステージ　テルモリ→テラーモ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１５６km
５月１８日（水）　第１１ステージ　トルトレート・リド→カステルフィダルド▲▲　　　　　　　　　１６０km
５月１９日（木）　第１２ステージ　カステルフィダルド→ラベンナ　　　　　　　　　　　　　　　　１７１km
５月２０日（金）　第１３ステージ　スピリンベルゴ→グロスグロックナー（オーストリア）▲▲▲▲　１５９km
５月２１日（土）　第１４ステージ　リエンツ（オーストリア）→モンテ・ゾンコラン▲▲▲▲　　　　２１０km
５月２２日（日）　第１５ステージ　コネリアーノ→ガルデッチャ／バル・ディ・ファッサ▲▲▲▲　　２３０km
５月２３日（月）　休養日
５月２４日（火）　第１６ステージ　ベッルーノ→ネベガル（山岳個人ＴＴ）▲▲▲▲　　　　　　　１２．７km
５月２５日（水）　第１７ステージ　フェルトレ→ソンドリオ▲▲　　　　　　　　　　　　　　　　　２４６km
５月２６日（木）　第１８ステージ　モルベーニョ→サン・ペッレグリーノ・テルメ　　　　　　　　　１４７km
５月２７日（金）　第１９ステージ　ベルガモ→マクニャーガ▲▲▲▲　　　　　　　　　　　　　　　２１１km
５月２８日（土）　第２０ステージ　ベルバニア→セストリエーレ▲▲▲▲　　　　　　　　　　　　　２４２km
５月２９日（日）　第２１ステージ　ミラノ→ミラノ（個人ＴＴ）　　　　　　　　　　　　　　　　３２．８km
［総距離：３４９８km］
(http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/it/)