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ロングライドイベント開幕、第6回美ら島オキナワセンチュリーラン2015

イベント

1月に行なわれるロングライドイベントととしてすっかり定着した「美ら島オキナワセンチュリーラン」。沖縄本島の中部にある恩納村の恩納村コミュニティーセンターをスタート&フィニッシュとする160km、100km、50kmの3コースがある。計2165人が参加する大きなイベントだ。日本国内からはもちろん、台湾や韓国など海外からの参加者が250人以上と多いのも特長だ。


●100kmコースを実走取材


編集長ナカジが100kmコースを実走取材した。本部半島をぐるっと一周するように設定されたコースは、ほとんどが海沿いを走しるようになっている。大きな山はないが、海岸沿い独特の細かいアップダウンが脚の力を奪っていく。前日の受付の日は強烈な海風が吹いていたが、幸いにして弱まり、適度な涼しさ。気温18度Cは東京からいけばずいぶんと暖かいが、現地の人に聞くと寒くて我慢できないそうだ。

前半はマリオットホテルなどリゾートホテルが立ち並ぶエリアを抜け、名護の市街地を抜けて本部町へ。ここは遠くに採石場が見える。本部半島全体がセメントの原料である石灰岩でできているので、それを採取するダイナミックな景色が右に、左は海だ。曇りだったが青い海を見ることができた。本部の市街地を抜けると、一気に道が狭くなる。ここは昔ながらの風景が残っているエリア。強風対策で漆喰で瓦をとめた家屋や、「亀甲墓」と呼ばれる沖縄ならではの墓を道の両脇に見ることができ、島の暮らしを少しだけ垣間見ることができるエリアだ。

 

●エイドステーションは世界遺産

その後、世界遺産にも登録されている今帰仁城跡へ、コースでいちばん長い上りの先にエイドステーションがある。上りの途中には早くもヒカン桜がちらほらと咲き始めている。東京でなじみがあるソメイヨシノとは違い、素朴な枝ぶりに咲いた濃いピンクの花を見ることができた。


その後はコースのハイライト古宇利島へと急ぐ。途中、沖縄のサイクリストがよく写真を取っているというバス停に寄り道。その名も「山岳」。上り好きにはたまらない?


古宇利島を見下ろせる下り坂に差し掛かると、多くのライダーが脚を止めて記念撮影。海の中をまっすぐ一本に伸びる古宇利大橋を渡れば、島にあるエイドステーションだ。沖縄そばにカレーライス、トン汁がふるまわれた。ちなみにこの島、別名「恋の島」、「神の島」という伝承がある。一人ではなく、是非パートナーと訪れたいものだ・・・。

ここまでで、走行距離は63km。フィニッシュへ向けて本部半島の根元を横断する。緩いアップダウンを行く。地味に体力を奪われるが、信号も少なく快調にスピードを楽しむことができる。

 

最後は往路で走った海岸線を走るが、向かい風のため思うように速度が上がらないのがもどかしい。なんとか、フィニッシュへ。MCの「おめでとう! お帰りなさい!」という声が参加者を迎えてくれる。

 

 

美ら島オキナワセンチュリーラン2015