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ランプレのUCIチーム登録問題は1月15日に仮決定

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昨年11月末に国際自転車競技連合(UCI)からプロツアーチーム・ライセンスの更新を拒否されたイタリアのランプレ・ファルネーゼビーニは、新年を迎えた現在になっても、プロツアーチームにもプロコンチネンタルチームにも登録されず、宙に浮いた状態になってしまっているが、UCIは1月13日、「ランブレチームの登録についてのUCIからの説明」というプレスリリースを出し、15日に行われるライセンス委員会の臨時会議で、仮登録を認めるかどうかを決定すると発表した。

「2010年のUCIワールドカレンダーの最初のレース(ツアー・ダウンアンダー)の開幕が差し迫ったため、UCIは今日、2010シーズンのUCIプロツアーチームとしてのステータスを現状では拒否されているランプレチームの状況を明らかにしておきたい」という説明で始まるリリースによれば、11月末の登録申請時にランプレから提出された書類の中には、重大な管理上のルール非遵守があったため、チームの登録手続きはUCIルールに基づいた期限のなかでは完了しなかった。現在UCIはランプレのために、一時的な解決のための提案を進めており、それをライセンス委員会に提出している。この提案の目的は、今年3月31日までにチームがルールを遵守できるようになることではあるが、もしもライセンス委員会が、1月15日に開かれる臨時会議でUCIからのこの提案を受理すれば、ランプレは仮登録を許され、活動を続けることができるようになるという。

UCIプロツアーの初戦であるツアー・ダウンアンダーは18日に開幕するため、15日のライセンス委員会でGOサインが出れば、ランプレもプロツアーチームとしてダウンアンダーに参加することが可能になるということだ。

しかし、もしもこの仮登録期間が終わる3月31日までに、ランプレのルール非遵守が解決しなければ、チームは正式にプロツアーチームの登録を拒否されることになってしまうだろう。その場合は、今度はプロコンチネンタルチームとして登録する上での審査が行われることになるだろう。ランプレには今季での引退を考えている38歳のジルベルト・シモーニが戻る話も出ているが、正式な契約はプロツアーチーム登録が決定するまで保留になっている。