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チームスカイがオーストラリアでデビュー戦初優勝！

レース 2010.01.18

南半球のオーストラリアで１月１７日、今季ＵＣＩプロツアー初戦となるサントス・ツアー・ダウンアンダーが開幕した。初日には前哨戦であるＵＣＩカレンダー未登録のクリテリウムレース、キャンサー・カウンシル・ヘルプライン・クラシックが競われ、今季英国初のプロツアーチームとして注目されているチームスカイに所属するニュージーランド人、グレッグ・ヘンダーソンが優勝した。２位には同じくチームスカイに所属する地元オーストラリアのクリストファー・サットンが入り、ワンツーフィニッシュで両手を上げてゴールし、チームのデビュー戦での初優勝をアピールした。３位にはＨＴＣ・コロンビアのアンドレ・グライペルが入った。

キャンサー・カウンシル・ヘルプライン・クラシックには、１９日から行われるツアー・ダウンアンダーに参加する１９チームの１３１選手が出走。昨年このレースで現役復帰を飾った米国のランス・アームストロングは、新チーム、ラジオシャックのエースとしてふたたびオーストラリアにやって来た。さらに、ワイルドカードで出場する米国のプロコンチネンタルチーム、ＢＭＣレーシングチームでは、地元オーストラリア初の世界チャンピオン、カデル・エバンズがアルカンシエルをお披露目した。

しかし、この日の主役はチームスカイだった。アデレードのライミルパークを舞台に、51kmを30周回で走るクリテリウムで、33歳のヘンダーソンは、スター選手目当てに集まった10万８千人の観客に、ブラック＆スカイブルーの存在をアピールしたのだ。「ボクたちは新しいスポンサーのために今日勝って、自分たちの実力を見せつけてやろうと冗談で言ってたんだ」しかし残り２周回で、集団をコントロールしていたのはグライペルを擁するＨＴＣ・コロンビアだった。「彼らは信じられないようなチームだから、そう上手くはいかない。ボクは同じくらい速くリードしたとは思わない。でも、最後にボクの仕事はかなり簡単だった。ボクはただサットンと他の仲間に付いて行けばよかったからね」と、優勝したヘンダーソンは語っている。

■キャンサー・カウンシル・ヘルプライン・クラシック［オーストラリア／１月１７日／５１km］
１　グレッグ・ヘンダーソン（チームスカイ／ニュージーランド）　　　　１時間０４分３３秒
２　クリストファー・サットン（チームスカイ／オーストラリア）
３　アンドレ・グライペル（ＨＴＣ・コロンビア／ドイツ）
４　ロビー・マキュアン（カチューシャ／オーストラリア）
５　バーデン・クック（サクソバンク／オーストラリア）
６　グレアム・ブラウン（ラボバンク／オーストラリア）
７　アラン・デービス（アスタナ／オーストラリア）
８　ホセ・ロハス（ケスデパーニュ／スペイン）
９　アントニー・ラバール（ＡＧ２Ｒ・ラモンディアル／フランス）
10　マヌエル・カルドーゾ（フートン・セルベット／イタリア）