ニュース

イタリア代表監督のバレリーニが事故死

レース

2月7日にイタリア、トスカーナ地方で開催されたモータースポーツのラリー・ディ・ラルチャーノに参加していたイタリア代表監督のフランコ・バッレリーニが、事故死した。45歳だった。

訃報を伝えたイタリアのガゼッタ・デッロ・スポルト紙によれば、バレリーニは7日の午前8時半頃、ラルチャーノで開催されていたラリーで、ルノー・ニュークリオスポートR3にドライバーのアレッサンドロ・チャルディのナビゲーターとして同乗。ラリーカーは走行中にカーブでコースアウトし、壁に激突した。事故の際、車は時速120km/hで走行しており、バレリーニは即死状態だったらしい。治療にあたったオフィシャルディレクターの発表によれば、彼は搬送されたとき、頭蓋底部、胸郭、左下肢を骨折しており、すぐに救命措置が施されたが、救急車内で死亡が確認された。ドライバーのチャルディは骨盤骨折で意識不明だが、命には別状はないという。

バレリーニは1986年にプロデビュー。1995年と1998年にパリ~ルーベで優勝し、ミスター・ルーベと呼ばれる名選手だった。2001年に引退後、すぐにイタリア代表監督に就任。翌2002年にゾールドル世界選で、マリオ・チポリーニを世界チャンピオンへと導いた。その後も2006年、2007年にパオロ・ベッティーニ、2008年はアレッサンドロ・バッランが、バレリーニ率いるアッズーラでアルカンシエルを獲得している。バッレリーニの遺族は、彼の皮膚と角膜を臓器提供することにした。他の臓器については、臨床学的に不可能なためだとガゼッタ紙は報じている。妻サブリナとの間には、2人の息子、ジャンマルコとマッテーオがいる。