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メリダ・リアクトディスクほか2018年モデルをチェック!

バーレーン・メリダの新城幸也選手も使用するメリダのエアロロード「リアクト」が第3世代に進化した。その他、メリダの2018年ラインナップにおいて注目のモデルを、神奈川県湘南国際村で開催された国内向け発表会からお伝えする。
 
text&photo:Takehiro Nakajima

さらに向上した空力性能


メリダ・リアクト。その初代が登場したのは2011年。まだエアロロードというカテゴリーがなかったころだ。2代目はランプレメリダスポンサー初年度に登場。そして3代目。フルモデルチェンジをはたして、前作から18%、約340gの軽量化を達成。空気抵抗をさらに5%削減。全チューブの形状をみなおし、UCIのルール変更にも対応したことによる成果だ。ワイヤ類のフレーム内蔵は、やりすぎてメンテナンス性を落とさない程度にしている。

ハンドルは、ステム一体型モデルの「ヴィジョン・メトロン」が採用されている。コラムスペーサーは専用の形状で、トップチューブ上部には小さなフィンが、ハンドル周りからの空気の流れを整えている。

シートポストは専用品であるSフレックスシートポストを採用。サドルクランプの直下に振動吸収素材を搭載することで、快適性を確保。

リムブレーキ仕様のほか、ディスクブレーキモデルもある。最大の特徴は、放熱フィンを備えたブレーキキャリパー台座だ。ディスクブレーキのパフォーマンスにおいて、ブレーキング時に発生する熱をどう処理するかは大きな問題だ。メリダは、ブレーキングで発生した熱がキャリパーからこの放熱フィンに伝わり、35%放熱性能を向上する事ができたとしている。

長い下りで、ブレーキを連続使用しても安定した制動力を得ることができる。

フレームはCF4とCF2という2グレード。それに多彩な完成車がラインナップされている。
 
ヴィジョン・メトロンでいちばん空気抵抗が少なくなるように設計されているが、ノーマルステムも使用可能
スペーサーの形状もヴィジョン・メトロンにマッチした設計が用意されている
フレームへのケーブル内蔵はダウンチューブ上部の穴から
シートポストのややくぼんだ部分が振動吸収を担う
UCIのフレーム形状に関するルール変更に対応し、シートステーはゆるやにカーブしタイヤとのクリアランスがより少なくなるようになっている。 タイヤは28Cの太さまで使用可能
フロントフォーク先端にある放熱フィン。CNC削り出し
リヤにも放熱フィンが。ホイールの固定には12mmスルーアクスルを採用。通常はネジが切ってあるところを、R.A.Tという90°回転させるだけで外せる機構を採用
リムブレーキモデルのリヤブレーキはBB下にマウントされる。ブレーキの前側には空気抵抗低減のためのカバーが

ディスクロードトップレンジの実力は


さすがトップレンジという、かっちりした走りのフレームだ。合わせられているDTスイスのディープリムホイールと相まって、直進はめちゃくちゃ安定している。上りでも踏んだ分だけ前に出る。

スルーアクスルを採用しているディスクブレーキロードに乗るといつも感じるが、どんなときも全後輪がビシッとまっすぐにフレームに入っていることを感じられる。それは直進安定性や、ダンシングでバイクを振った時。S字コーナーでバイクを切り返すときなどだ。

下りはややアンダーが出るような気もしたが、確証はない。ホイールがディープリムであることが要素としては大きいか。下りからの上り返しで踏んでいくと、よくスピードがのびる。それだけ下りで得た慣性を維持したまま走れているということだ。他のシチュエーションでもそうであることが想像できるので、より速く遠くへ走れる。荒れた路面ではさすがにカラダへ伝わる振動が気にはなるが、オンロードに特化したバイクであることを考えれば当然か。

フレームに取り付けられた冷却フィンの効果を検証できるほどハードなコースでは試乗できなかったが、その冷却性能には期待している。メリダのバイクが研究開発されているドイツマーケットでは、ロードバイクトップモデル販売数のほとんどをディスクブレーキ占めるという。"本場"からやってきた新型リアクトは現時点で高い完成度を誇っているといえる。



■リアクトラインナップ
リアクトチームE シマノ・デュラエースDi2完成車価格/110万円(税抜)
リアクトチームE フレームセット価格/33万9000円(税抜)
リアクトディスクチームE シマノデュラエースDi2ディスク完成車価格/120万円(税抜)
リアクトディスクチームE フレームセット価格/36万9000円(税抜)
リアクト8000E シマノ・アルテグラDi2完成車価格/75万円(税抜)
リアクトディスク7000E シマノ・アルテグラDi2ディスク完成車価格/49万9000円(税抜)
リアクト6000 シマノ・アルテグラ完成車価格/44万9000円(税抜)
リアクト5000 シマノ・アルテグラ完成車価格/28万9000円(税抜)
リアクト4000 シマノ・105完成車価格/24万9000円(税抜)
リアクトディスク4000 シマノ・105完成車価格/28万9000円(税抜)



 

サイレックス

荷物も積めて、オンもオフロードも走れる。ツアラー的なイメージ

メリダが放つ、新カテゴリーバイクが「サイレックス」。シクロクロスバイクでもなく、MTBでもない。オンロードもオフロードも気の向くままに走らせられるバイク。メリダ史上「もっとも多目的で快適性に優れたバイク」とのこと。同社のMTB「ビッグ9」の設計思想を継承。長いトップチューブで、短めのステムを合わせることで軽快なハンドリング性能を実現。ハンドル位置もかなり高めになり、ドロップを握った状態が通常のレーサーのブラケットを握ったポジションになるほどだ。

ホイールは700Cと650Bの両方が使用可能。タイヤは650Bの2.2インチの太さまでインストールできる。

完成車に採用されているタイヤは、マキシスと共同開発されたサイレックス専用モデル。太さは35Cで、サイドにノブが付いたセミスリックパターンだ。オンロード走行の時は空気圧を高めにして、オフロード走行では低圧にし、サイドノブを利用して走ることもできる。

上位2グレードはカーボンフレーム、その下はメリダ得意のハイドロフォーミングアルミチューブを使ったアルミフレームだ。

 
非常に長いヘッドチューブ。安楽なポジションを実現できる
フォークブレードのサイドにはボトルケージを取り付けられる台座がある。ブレーキはディスクブレーキモデルのみ
マキシスと共同開発されたサイレックス専用タイヤ
完成車モデルの多くはフロントシングル仕様。シンプルなドライブトレインはそれだけトラブルが少ない。リヤブレーキのみリアクトと同様、冷却フィンが付く

■サイレックスラインナップ
サイレックス9000 スラム・フォース完成車価格/45万9000円(税抜)
サイレックス6000 スラム・アペックス完成車価格/28万9000円(税抜)
サイレックス400 シマノ・105完成車価格/19万9000円(税抜)
サイレックス200 シマノ・ソラ完成車価格/13万9000円(税抜)

 

マイナーチェンジしたスクルトゥーラ


メリダのラインナップで、リアクトと双璧をなすもう1台のトップレンジがスクルトゥーラ。2018年モデルではフレームのカーボン素材、レイアップを見直し50gの軽量化を達成。

BB下にあったリヤブレーキキャリパーは、シートステーへと移された。チームからの要望で、走りながら調整ができるようにメンテナンス性を優先した結果だという。


■スクルトゥーララインナップ
スクルトゥーラチームE シマノ・デュラエースDi2完成車価格/110万円(税抜)
スクルトゥーラディスクチームE シマノ・デュラエースDi2ディスク完成車価格/120万円(税抜)
スクルトゥーラ8000E シマノ・アルテグラDi2完成車価格/65万9000円(税抜)
スクルトゥーラ6000 シマノ・アルテグラ完成車価格/37万9000円(税抜)
スクルトゥーラ5000 シマノ・アルテグラ完成車価格/23万9000円(税抜)
スクルトゥーラ4000 シマノ・105完成車価格/19万9000円(税抜)
スクルトゥーラディスク4000 シマノ・105完成車価格/23万9000円(税抜)


 

問い合わせ先

ミヤタサイクル
http://www.merida.jp/