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【入門ロードバイク2017】トレック・ドマーネ ALR5 ディスク

石畳(パヴェ)の上を走るクラシックレースのために各社が快適性に特化したエンデュランスロードバイクを開発しているが、その歴史の中でもトレックが発明したフレームの接合部を物理的に離して間にベアリングを介することで衝撃を和らげるISOスピードは衝撃的だった。 そのISOスピードをアルミフレームに装着したのが「ドマーネ ALR」だ。
 
text:難波ケンジ photo:小見哲彦

独自のISOスピード機構により快適性で並ぶバイクなし

「ドマーネ ALR」は、32Cという通常のロードバイクよりも幅広なタイヤや、フォークもベンドタイプを採用するなど、随所に快適性への工夫が目立つ一台。さらにキャリパーブレーキ仕様と乗り比べると、ブレーキ性能に優れたシマノ製の油圧ディスクブレーキを採用したこのバイクなら、初めてのロングライドで遠くに出かけて途中で腰が痛くなったり、峠の下りで雨が降ってきたりというような条件でも無敵の性能を発揮する。

そもそもアップライトなエンデュランスジオメトリーと抜群の乗りごこちなので、腰すら痛くならないだろう。傘下のボントレガー製のサドルやシートポストなど、デザインもトータルコーディネートされている。  

また、大きな特徴のひとつがチューブレス対応のリムを採用している点で、乗り慣れてきた頃チューブレスにタイヤをアップグレードしたい。もう圧倒的としか言いようのない耐パンク性能を発揮するチューブレスと快適性に優れたドマーネなら、どこまでも走っていける。
 

TREK Domane ALR 5 Disc
トレック・ドマーネ ALR5 ディスク
シマノ・105完成車価格/21万2037円(税抜) 

フレーム●200シリーズアルファアルミニウム 
フォーク●ドマーネカーボン
メインコンポ●シマノ・105 
ホイール●ボントレガー・チューブレスレディ 
タイヤ●ボントレガー・R1ハードケースライト 700×32C 
ハンドルバー●ボントレガー・レースVR-C 
ステム●ボントレガー・エリート 
シートポスト●ボントレガー・アロイ 
サドル●ボントレガー・アフィニティーコンプ 
サイズ●44、47、50、52、54、56、58、60 
カラー●ブラックパール 
試乗車実測重量●9.46kg(52サイズ、ペダルなし)


 
チューブレスに対応したチューブレスレディリムを採用。標準では乗りごこちとグリップ性能に優れた32Cタイヤを装着している
シートチューブを物理的に分離してベアリングを介し、衝撃に対してしなる動きを実現したISOスピードが驚くほどの快適性を実現
通常のロードバイクより乗車姿勢に余裕のあるエンデュランスジオメトリーを採用。少し長めのホイールベースで直進安定性も抜群
雨の日のライディングに備えて、フレームには美しく内蔵されたフェンダーマウントを装備。晴れの日にはその存在を意識させない
フラットマウント規格のディスクブレーキを採用し、あらゆる条件でどんなリムブレーキよりも優れた制動力とコントロール性を発揮

難波ケンジの試乗インプレッション

レーシングモデルのドマーネには日本人で最初に乗った筆者なれど、アルミモデルのドマーネに乗ったのはこれが初めて。こんなに乗りごこちが良いとは目からウロコの一言に尽きる。リヤのISOスピードの快適性もさることながら、フォークの快適性も尋常ではない。

走りはというと32Cタイヤを履いているので、踏み出しこそモッサリとしているが、時速10kmも出てくるとあまり気にならない。峠に次ぐ峠を越えてという走りでなければ、ロングライドをしている限り乗りごこちの利点のほうがはるかに大きい。

都内の路上を走っていると、しかたなく自転車走行可の歩道を走ることも出てくるが、ドマーネなら歩道のデコボコもほとんどフラット。ディスクブレーキの制動力もコントロール性も最高なので、ロードバイクで都会を走るならドマーネが最高となる。軽さが欲しいときは23Cのタイヤに履き替えれば軽くなるので、ロングライド&街乗りがメインでバイクを選ぶならドマーネで決まりだ。
 

問い合わせ先

トレック・ジャパン
0798・74・9060
http://www.trekbikes.com/jp/