トピックス

話題のレザイン・スーパーGPSを使ってみた!

スタイリッシュなデザインのバイクアクセサリーが人気を博するアメリカンブランド、レザイン。そのレザインから、今月ついにGPS機能付きサイクルコンピューターが発売! 代表的モデルである「スーパーGPS」を編集部員がテストした。ちょっと粗はあるが、コストパフォーマンスに優れた優秀なサイクルコンピューターだった。レビューをどうぞ。
text:大宅宏幸 photo:茂田羽生/編集部

レザインのスーパーGPSとは?

「レザイン・スーパーGPS」 価格/1万6800円(税抜)
レザインは2016年10月、レザインGPSシリーズを発表した。GPS機能を搭載した多機能なサイクルコンピューターの製品群で、自転車取り付けタイプが5種類、腕時計タイプが2種類ラインナップされている。

スーパーGPSはその中の旗艦モデルだ。最大の特徴は、他社の同等モデルに比較して価格が安いこと。速度・ケイデンスの基本的なサイクルコンピューターとしての表示機能はもとより、心拍数・ワット数・勾配・気温なども表示することができる(ケイデンス・心拍数・ワット数はそれぞれ対応する計測機器が別途必要となる。速度は本体のGPS機能のみである程度計測可能)。
そしてGPS機能も搭載し、本体のみで1万6800円(税抜)だ。他社製品で同等の機能で画面の大きさも同じくらいとなると、その倍以上の価格となる。オプション品の速度・ケイデンス計測器(5000円・税抜)を含めても2万1800円(税抜)で収まってしまう。
 
2016年10月に発表され、各種メディアで紹介されたり、サイクルモードで展示され話題を集めた。しかし、なかなか発売されず気になっていた人も多かったはず。
 
初期装備はステム取り付け型のブラケット
オプションで専用の突き出し式ブラケットも

基本的なサイコン機能は非常に良い。これだけでも買う価値あり

まず、サイクルコンピューターとしての基本性能から見ていこう。
画面は2段〜4段のレイアウトで表示可能
第1に、シンプルで非常に使いやすい。表示できるのは最大4段。写真のように速度・ケイデンス・合計距離・時計を表示させて使うのがオススメで、とても見やすい。操作はボタン式でタッチパネルでないが、逆にフルフィンガーグローブをはめていても確実に操作できるので好感が持てる。画面表示はカスタマイズでき、心拍数とワット数を表示させてトレーニングに使うにもばっちりだ。
 
第2に、バッテリーの持ちが良い。約5時間、距離にして100kmの複雑なコースを走り、GPSをフルに働かせて使ってみても、バッテリー残量は78%だった。メーカー公式スペックだと24時間持つそうだが、ほぼその通りの持ち具合だろう。
バックライトの視認性は抜群だ。しかもカッコイイ
第3に、バックライトがいい感じだ。写真のように、非常に自然な明るさで見やすい。闇にうっすらと浮かび上がるその画面には、かっこよさすら覚えた。しかも、バックライトを点灯してもさほど電池消耗は激しくならないのも良い点だ。
 
最後に、カタチとデザイン、堅牢さがいい。ほどよい厚みを持ち、漆黒の無骨な形状が何ともレザインらしい。防水機能も付いており、雨の日の走行でも何ら不具合は生じなかった。また、ブラケット部分のホールド力はなかなかで、ガタガタ道でも吹っ飛ぶ気配がない。
 
普段のサイクリングを楽しむ分には十分過ぎる機能(ここでは書ききれないほど、他にも様々な機能が付属する)を備え価格もこなれているので、GPS機能抜きにしても、十分に買う価値があると言えよう。

GPS機能はそれなり でも価格からすれば十分だ

専用サイトにおける走行記録の画面
さて、気になるGPS機能についてだ。何日か実走して試してみたが、残念ながらやや正確性に欠ける。

走行記録を取ることができ、専用のウエブサイト(Lezyne - GPS Root www.lezyne.com/gpsroot)でアカウントを取得し、データをアップロードすると上の写真のように閲覧が可能になる。
専用のスマホアプリによる走行記録画面
また専用のスマホアプリもあり、上の写真のようにウエブサイトのデータと同期していつでも記録を確認できる。
細かく拡大すると、道路から外れた部分が散見される
さて肝心のルート記録だが、ところどころ上の写真のように道路から外れた部分が見られる。精密なルート記録は期待しないほうがいいかもしれない。10回以上走行記録を取ってみたが、やはり毎度こうしたところが発生した。
スマホアプリでのルート案内画面
続いて、ルート案内機能について見てみよう。先ほどの専用ウエブサイトで事前にコースをアップロードし、専用スマートフォンアプリと連動させて使うと、ルート案内ができる。なお、対応しないスマートフォンもあるので、メーカーサイトにて確認されたし。
デバイス上のルート案内表示
写真のように、次は右に曲がるとか、●m直進するとか、シンプルな案内機能だ。こちらも、やはり少々正確性に欠け、曲がるところが正確に表示されなかったりした。下の写真のような案内画面も表示可能で、むしろこちらのほうが分かりやすいかもしれない。
大まかな走行ルートの表示による案内も可能だ
なお、スマホアプリを使って目的地をその場で入力すると、すぐにそこへのルートを案内してくれる機能も付いている。道に迷ってしまいとにかく何とか帰りたい、という場面でだいたいの道しるべにはなってくれるだろう。これは役に立ちそうだ。
走行記録の一覧表示。スマホアプリでも同じように見ることができる
各走行記録は上の写真のようにウエブ画面で管理でき、また専用のスマホアプリでも同期していつでも見られる。今月何km走ったかな〜とか、何月何日に走ったコースをざっくり再確認しよう、なんていうときに便利だろう。もちろん、細かなトレーニング記録も取ることができるぞ。
 
ただし、一つ気をつけたいのは専用サイトとスマホアプリの内容が完全に日本語されていないことだ。特にマニュアルやアップデート情報などはほぼ英語で、最低限英語が読めないと理解が難しいかもしれない。

まとめ 〜買おうかなぁと思っている人へ

というわけで、価格が安い分GPS機能はそれなりだった。しかし、サイコンとしての優れた基本性能を考えると、プラスアルファで走行記録が取れたりルート案内をしてくれるのだから、コストパフォーマンスは十分と言えよう。
 
ものすごく高価なGPS機能付きサイクルコンピューターは手が出ないけど、GPS機能はそれなりでいいからこなれた価格でしっかりしたものがほしい、というユーザーにはうってつけのアイテムだ。ケイデンス機能付きのサイクルコンピューターに切り替えたい初心者層にもオススメしたい。
 

 

レザイン・スーパーGPS
価格/1万6800円(税抜)
カラー/ブラック
重量/76g
連続使用可能時間/24時間
本体寸法/42.9mm (W) x 67.8mm (L) x 27.5mm (H)
スクリーン寸法/31.7mm (W) x 40.1mm (L)
付属品/MOUNT X-Lock Standard O-ring固定マウント
 
【表示可能情報】
ナビゲーション/STRAVA Live/距離/スピード/平均スピード/最高スピード/トリップ1/トリップ2/走行/距離/タイム/時計/標高/勾配   /上り獲得標高/下り獲得標高/気温/消費カロリー/心拍数*/平均心拍数*/最大心拍数*/ケイデンス*/平均ケイデンス*/パワー*/3秒パワー*/10秒パワー*/平均パワー*/パワーバランス*/ペダルスムースネス*/左右トルク効力*/Lap距離/Lapスピード/Lapパワー*/Lap ケイデンス*/Lapタイム/Di2シフティング**/eTapシフティング**/ペアリングした周辺機器のバッテリー残量/接続したデバイスのアイコン/GPS信号強度
*これらのデータを見るにはANT+またはBluetooth機器が必要。
**Di2システムにはShimano Dfly専用アダプターが必要。

 

問い合わせ先