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新体制が発表されたブリヂストンアンカーサイクリングチームのメンバーにインタビュー

2月2日(木)、2017年のチーム体制と2020年の東京オリンピックに向けた方針の発表会が東京・西新宿で開催された。
昨年度は全日本のタイトル3冠という快挙を果たしたブリヂストンアンカー。MTBチームは現行のまま続行し、ロードチームは4人のメンバーが入れ替わりとなった。ロード、TT、シクロクロスのチャンプに輝いたメンバーと今年から新規加入のメンバー2名、水谷監督に今年の目標などについてインタビューを行った。


 
text&photo●滝沢 佳奈子
ブリヂストンアンカーサイクリングチームとブリヂストンからサポートを受けるメンバー
ブリヂストンアンカーサイクリングチームとブリヂストンからサポートを受けるメンバー

​MTB&シクロクロスチーム 沢田時(2016年シクロクロス全日本チャンピオン)

昨年末に、エリート1年目でシクロクロス全日本チャンプに輝いた沢田選手
昨年末に、エリート1年目でシクロクロス全日本チャンプに輝いた沢田選手
ロードチャンプの初山選手(左)とシクロクロスチャンプの沢田選手(右)
ロードチャンプの初山選手(左)とシクロクロスチャンプの沢田選手(右)
CS:シクロクロス世界選お疲れ様でした。2周で転倒してしまったとのことでしたが……。

そうなんです、2周目で転倒してしまって、走り出せなくて残念ながらリタイヤしたんですけども。まぁそれもレースなんで。悔しいですけど。

CS:ワールドカップも世界選の前に走られてましたね。

ワールドカップは、順位は51位でしたが、内容的にはずっとパックで展開できて、トップとの差も4分くらいだったので、自分的にはいい走りができていたかと思います。世界選に向けてはかなりいい感じだったんですけど、その分悔しいですね。

CS:世界選での走り出しの感触としてはどうでしたか?

選手の実力よりもコースの難易度が高くて、なかなかコースに対応するので試走の段階から手一杯で、あんまり平常心では臨めなかったというか、安全に行きたいけどレースなんで攻めないといけないという気持ちの揺らぎがありました。実際転倒してしまった場所も試走であまり攻略できていない場所だったので。

CS:どのあたりだったんですか?

コースの中盤に激下りがあるんですけど、試走のときは路面が凍結していて、乗っていてかなり恐怖心があるんですよね。本当に落車のリスクが高い場所だったので、あんまり練習をしすぎて転けてしまってもレースが走れなくなってしまうので、最小限の練習で済ませたんですが、それがあんまり良くなかったのか、逆に本番で転けてしまって。

CS:シクロクロスの次戦はどこですか?

シクロクロス東京は走りますね。MTBのシーズンに向けては4月まで2カ月間あるので、いったん休んでまたMTBに向けて練習していこうかなという感じですね。

CS:今後のスケジュールとしてはどんな感じですか?

シクロクロス東京走って、MTBは4月の八幡浜が開幕戦ですね。

CS:MTBもエリートに上がりますね。

エリート1年目ですね。全日本以外はもうエリートで走っているんですけれど。4月からはずっと連戦で、7月の全日本選手権に向けてって感じですね。

CS:昨年のように海外遠征は予定しているんですか?

まだ決定ではないですけど、いくつかあるっていうのは監督とも話しています。でも大きい遠征は全日本後になる予定です。僕の場合、冬の間レースもしてきているんで、しっかり練習して体調整える期間が大事だなってことで、春先の海外遠征は見送って、2カ月間しっかりやっていこうかなと思っています。

CS:今年の目標は何ですか?

5月のアジア選手権、それと7月の全日本選手権で勝つことがまず。世界選は9月にありますけど、とりあえずその7月の全日本までが目標です。もちろんそこで優勝できるように。エリート1年目で勝ちたいので。

CS:さらにその先の東京オリンピックに向けて、というところはどう考えていますか?

東京オリンピックに向けてって考えると、日本一じゃないといけないので。それもオリンピックの直前に日本一になるのじゃ遅いと思うので、なるべく早い段階で全日本勝ちたいっていう気持ちがあります。いつ勝つかが大事だと思うので、それはもう今年かな、と。

CS:連覇を続けている山本幸平選手もいますね。

幸平さんが強いのは重々分かっているんですが、もちろん幸平さんを意識するのも大事なんですけれど、結局は自分がスタート立つまでにどれだけやってるかなので。去年の自分を越えられるように努力していくだけかなと思います。

ロードチーム 初山翔(2016年全日本ロードチャンピオン)

初山選手がチームの代表として意気込みを語る
初山選手がチームの代表として意気込みを語る
昨年、東京・大島町で行われた全日本ロードでは初山、西薗がワンツーを飾った
昨年、東京・大島町で行われた全日本ロードでは初山、西薗がワンツーを飾った
CS:昨年ロードの全日本をとって、今年変化したことは何かありますか?

肩書きがついたことですね。肩書きだけといえばだけなんですけど、肩書きがつくって大きくて。どこいっても全日本チャンピオンって紹介してもらえますし、着るジャージも変わって、周りからの目も変わってきますんで、そういうところも違うところだと思います。

CS:今年はどういう目標を持っていますか?

全日本選手権はもう一回勝ちたいと思っていますし、ツアー・オブ・ジャパンのステージとか、ジャパンカップの表彰台とかはメインの目標と置いて、国内外のUCIレースで優勝できるように頑張りたいと思います。

CS:今年のシーズンに向けて何か変えようと思っていることはありますか?

変わらず淡々とが基本なんですけど、自分がレベルアップする上でまだやっていないことや今まで力を入れていなかった部分の強化など細かいことはやっています。

CS:例えば?

去年の後半からですけど、食事の栄養面など、今まで以上に突っ込んでみたりとか、細かい体の使い方とかを今気を付けてやっています。

CS:今年のロードチームは去年から4人抜けて4人新しく入って、チームがガラッと変わった印象ですがどうでしょうか?

変わりましたけど、僕ら変わることには慣れていますし、元から知ってる選手も多いのでそんな不安はないですね。

ロードチーム 西薗良太(2016年全日本TTチャンピオン)

今年も全日本TTを狙うと話す西薗選手
今年も全日本TTを狙うと話す西薗選手
CS:今年の目標を教えてください。

基本的なレーススケジュールはあまり変わらないので、去年の目標に近い形になります。全日本TTだったり、ロードだったりっていうことになるかと思います。それに加えて、ここ近年、アジアツアーや日本のUCIレースもNIPPOだったり、KINAN、UKYOのスペイン人など海外選手がすごい強くて厳しいなと思ってたんですけど、去年後半、それを全部ぶっ潰して宇都宮ブリッツェンの増田選手が強いところを見せてくれたので、これはちょっと喝を入れられたな、と思ってます。ああいう力強い走りができたらな、と一つ目標ができました。増田さんは僕より数年年上ですけど、それでも毎年明らかに進化しているんですよね。僕も今年で30歳になるんですけど、まだまだここで収まってはいられない、強くなりたいなと思いました。

CS:何か変えていくことはありますか?

常に試行錯誤はしています。機材もちょっとずつ変わりますし、体の変化っていうのも年齢とともにあって、プラスもマイナスもあります。新しい知見だったり、情報もありますので、そういうサイクルを止めずに、これさえやっていれば同じようにできる、と慢心するのではなく、常に新しいことをやっていかなきゃなと思います。

CS:昨年、個人的に付けられていた中田コーチとも継続ですか?

そうですね。やっぱりコーチングに関して、いろんな考え方があって、自分で完全に考えたことをやることによってパフォーマンスが上がるっていう選手もいますし、使いようだと思っていて、これまでの伝統的な日本の競技者っていうのは、コーチに心的に依存するような関係というか、あまり対等じゃない関係が多かったんじゃないかと思っています。「お前は今日はこのメニューだ」と指示されてそれを機械のようにこなすというイメージが強かったと思うんですけど、僕の場合はあくまでパートナーだと考えていて、自分の考え方もあってそれに対して、「今こういうコンディションだと思うからこういうメニューはどうでしょう」という提案だと捉えています。それを忠実にやることもあれば、噛み砕いてアレンジすることもあります。実際にアレンジする能力がないと、環境の変化に対して、例えば、急に雨が降ってきたとか、朝起きたら体調が悪かったなど応用が利かないんですよね。そういう考え方をすれば、自分で全部トレーニングメニューを考えてやる脳のリソースの節約にもなりますし、いろんな数値をモニタリングしてトレーニングメニューを作るっていうのは個人の選手にはすごく負荷が大きいので、基本的なところを全部チェックしてもらえるのはすごい助かります。あと一番大きいのは、自分が自分で見るのと人が自分を見るのは違うので、客観的な意見があるのは助かります。選手としては、意外と休むのが難しくて。休むべきところで乗っちゃいたくなるんですよね。今は休んだほうがいいよと言ってもらえるのがかなりメリットになっています。

CS:ベテランの井上和郎選手も引退してしまって、チームのメンバーがガラッと変わりましたがどうでしょうか。

和郎さんが心の支えだったので、パフォーマンスとしては和郎さんはアシストの仕事が多かったんですけど、僕らが困ったときにいろんなアドバイスをくれたり、意見をまとめてくれたり、厳しいことも言ってくれるっていうところで和郎さんが大きかったです。和郎さんが抜けて今、日本人で最年長になってしまったので、初山だったり僕だったりが新しく入った若手の選手を指導できるように、自分たちがいろんな先輩たちから受け継いできた知識だったり言葉にできない有形無形のものがあると思うんですけど、細かいところをきちんと伝えていけるようになりたいです。恩返しじゃないですけど、2011年シマノに入ってきてからいろんな先輩たちにお世話になってきたので、そこを今還元するときだなと思っています。

CS:最年長でもイジられキャラの立ち位置は変わらずですか?

そりゃああまり変わらないんじゃないですかね(笑)。(鈴木)龍も初山も平気でイジってますね。それはどのチーム行っても変わらないんで(笑)。大学でもそうだったし、チャンピオンシステムのときですらそうでしたね。難しくてロクでもない奴だと思われるよりいいんじゃないですか(笑)

CS:全日本TT連覇は確実に狙っていくところですか?

狙っていきたいなと思います。TTはちゃんと狙ってできるっていうのがすごく良くて。ロードはその場その場で条件も違いますし、チームの中で誰かを勝たせるっていうのが。当然自分が任されたときは自分がしっかり勝たなきゃいけないし、チームメイトが一番有利な状況になったらその人を勝たせるっていうのを意識しています。
 

ロードチーム新規加入 石橋学(2016年所属チーム:NIPPOヴィーニファンティーニ)

NIPPOから移籍してきた石橋選手(中央)
NIPPOから移籍してきた石橋選手(中央)
CS:初めて日本国籍のチームに所属ということになりますか?

正式にちゃんと登録するのは初めてですね。NIPPOがイタリア籍になる前の日本籍の時に、学生のスタジエみたいな感じで入っていたことはあります。

CS:今シーズンはどういった目標で走られる予定でしょうか?

このチームを選んだ理由としては、ヨーロッパでも活動しているっていうのが一番大きかったです。ヨーロッパでどれだけ走れるかっていうのが自分の中で、今後自転車続けていく中でも一番の課題なので。あとは日本を含むアジアツアーでどれだけ自分で結果を出せるかっていうのも目標ですね。

CS:具体的にはステージを狙うとかそういったイメージなんでしょうか?

そうですね、自分としては総合っていうよりもステージ狙っていくような感じですね。

CS:脚質的には?

少なくともスプリンターではないです。どっちかというと上りの方が得意ですけど、クライマーというよりは逃げとかに乗る方が好きですね。総合狙う選手のアシストをしながらもステージ狙っていけるような形が一番理想かなと思っています。

CS:NIPPOのときと比べて環境など違った面はありますか?

やっぱり日本人が多いので、コミュニケーションを取りやすいっていうのを感じますね。あとはまだ入ったばっかりなので分からないですけど、みんなでまとまって遠征とかするので、レースの中でのコミュニケーションもまとまっていけるんじゃないかと。そんなにめちゃくちゃ多い人数じゃないので、ちゃんとコミュニケーション取れればうまく連携してレース運んでいけるんじゃないかなと思います。脚質的に同じようなスプリンターが何人もいるとかそういう感じではないので、作戦的にも立てやすいし、チームとしてもどういう風にレース運んでいくかっていうのを作りやすいので、そういう意味では自分としても走りやすいし、チームとしても方向が分りやすくていいんじゃないかと思います。

CS:今のところチーム内で仲良い選手とかいるんですか?

仲良い選手ですか(笑)。みんな同じチームになるの初めてなので、なんとも言えないですけど。この間、ナショナルチームで合宿があって、それで初山さんと鈴木龍と西薗さんも一緒だったんですけど、そのあたりの人たちとは合宿中に結構コミュニケーション取って、いろいろ話聞いたりはできましたけど。まぁでもまだまだこれからって感じですね。

CS:今シーズン楽しみにしていることってありますか?

日本のUCIレースとかに出る機会も増えるので、そういうのも楽しみですね。自分実は一回もTOJに出たことがないので。

CS:意外ですね!

自分でもTOJまだ出たことないんだよなと思ってました。あとは全日本が今年地元なんですよね。

CS:青森ですか。

そうですね、隣町なんですけど地元なのでそこはちょっと頑張りたいなと思います。
 

ロードチーム新規加入 堀孝明(2016年所属チーム:宇都宮ブリッツェン)

宇都宮ブリッツェンから移籍してきた堀選手(中央奥)
宇都宮ブリッツェンから移籍してきた堀選手(中央奥)
CS:去年まで所属されていた宇都宮ブリッツェンとはガラッと変わるようなイメージですが、実際入ってみて何か違うことはありますか?

地域密着型チームからファクトリーチームに来たことで、関わる人とかはぜんぜん違ったりはしますけど、サポートを受けて走るっていう大きなところはそんなにブリッツェンとは変わっていないので、そこまで大きな違いはないですね。

CS:今年、チームから求められてるなと思う役割はどんなことだと感じていますか?

全日本2連覇がかかっていて、コースも結構上りが厳しいコースだと聞いているので、そういったハードなコースで生き残る選手でありたいと思いますね。海外のレースも多分今まで経験したことがないような厳しいレースがいっぱいあると思うので、そこで最後まで残る選手でいたいです。

CS:ヨーロッパは初めてでしょうか?

初めてですヨーロッパ! 行ったこともないんで。海外のレースは台湾しか行ったことないんですよ。

CS:スケジュールとしては何からスタートするかなどは決まっているんでしょうか?

チームはフィリピンからスタートするんですけど、自分は行くかはまだ分からないので、クロアチアのレースからスタートするかと思います。

CS:堀さんからクロアチアという言葉が出てくるとは(笑)。

宇都宮じゃなくてクロアチアですからね。去年、ブリヂストンがバイク全部盗まれたのがクロアチアのレースなんですよ。ちょっと不安ですよね、それ聞いたら(笑)。ミルコ・クロコップ(クロアチア人のキックボクサー)いっぱいいんのかな?(笑)まぁ行ったことないんで、まず全てが未経験なので、そこでいろいろ吸収して、へこたれないように一生懸命やっていきます。

CS:今年全体の目標としては何に設定していますか?

レース走っていって最終的にジャパンカップ最高のシーズンにしたいです。シーズン最後やっぱり大きいレースはジャパンカップなので、ジャパンカップに向けて頑張っていきたいです。
 

ロードチーム 水谷壮宏監督

水谷監督が今年と3年後の東京五輪に向けて抱負を語る
水谷監督が今年と3年後の東京五輪に向けて抱負を語る
CS:今年の目標を教えてください。

今年の目標はやはり、(初山)翔の全日本連覇ですよね。彼もすごくプレッシャーあると思うんですけど、チームとしても彼を全力でサポートしたいです。(西薗)良太は今まで通りの態勢で、彼の実力を100%発揮すれば勝てると思うので、彼に頑張ってもらいたいですけど、多分良太の方が連覇しやすいんじゃないかなと思います。その分翔をサポートしていきます。それ以外にメンバー4人入れ替わって、新しくきた選手をさらに強くして、オリンピックで活躍できる選手にするっていうのが目標ですね。2つの目標ですね。全日本で勝つことと3年後のオリンピックでメダルを取れる選手を育てるっていうこと。ただ単に全日本だけに絞ってもその次がないんですよね。だから今年は若い選手にガンガン走ってもらって、成績出なくてもガンガン走って、それで回復して、その次にまたさらにパワーアップしてもらうっていうのを自分は考えています。

CS:長期の育成ということですか。

長期の育成をしない限り、強くならないんですよ。若い選手に、お前次の年に勝てって言ってもそれだけで終わるかもしれないから、成績気にせずに強くなってほしいです。強くなるためには厳しい状態に置かれて、体力的にも精神的にも強くならないと途中で潰れてしまう選手もいますから。だから目標はもちろん勝つこと、でも育てることもですね。

CS:それぞれの新規加入選手に対して、これを期待しているっていうところはありますか?

大久保陣は、昨年まで超スプリンターっていうのはいなかったんですけど、もちろん鈴木龍はいましたけど、ガチンコ勝負のスプリントになった場合は陣に勝って欲しいし、体の大きさもありますから。ヨーロッパでの平坦でのレースもあるので、そこで彼には強くなってもらって。(石橋)学は、モチベーションさえあれば全日本勝ってもおかしくないと思っているんですよ。今までNIPPOというプロコンチネンタルでやってきたキャリアもありますから、レース慣れもしてますしね。環境もガラッと変わって、自分のチームでやってもらってどうなるか分かりませんけど、彼にはベストを尽くしてほしいと思っています。堀と面手は、2人似てるんですけど一番の伸び盛りなんですよ。彼らには自転車の練習の基礎から全部やり直して頑張ってもらおうと思っているんです。今までのやり方とか全部捨てて、ベースからやってってもらってさらに強くなってもらいたいです。面手も浅田さんのところにいて、ブリヂストンのサテライトチームにいて、チームに入ることが第一目標だったと思うので、すごいプレッシャーあると思うんですよ。でも焦らずに確実にこなして欲しいと思っています。

CS:目標が全日本と東京オリンピックに向けての育成ということで、NIPPOともほぼ同じ目標を持っているかと思いますが、どうやって対抗していこうと考えていますか?

NIPPOはプロコンチネンタルですけど、ここ数年、TOJでもワンツーを競うライバルでしたから、ライバルとしてはまったく変わらないです。全日本とか日本人同士の闘いになった場合は、アンカーが勝つ自信は持っています。やはり日本人同士の闘いの中でチームプレーや、各自の実力をどう100%発揮できるかっていうところがミソだと思うんですよね。そこが機能するように自分はチームを作っていこうと思っています。だから、NIPPOももちろん強いですし、勝つ可能性も十分ありますけど、その辺は昔の全日本から変わってませんから、NIPPOが来たからどうしようっていうことでもないですね。他のチーム、例えば去年3位に入ったシマノの木村とかも勝ってもおかしくなかったですし、そういう強い選手もいます。その辺は全日本のレースの面白さですから、昔と変わりないので、自分たちがやることをやっていれば勝てるから大きな心配はないですね。

CS:今年もレーススケジュールとしては、ヨーロッパ中心で活動されるんでしょうか?

そうですね、ヨーロッパ中心ですけど、今年からツール・ド・とちぎも新しく入りましたから、いったん帰ってくるっていう感じです。(同じ時期に開催する)台湾2.1クラスだし、タイも2.1クラスになったので、そっちの方を優先していきたいなと思っていたんですけど、栃木にたくさんファンを持ってる選手もいますから、日本で走ることも悪くないと思っているので。





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発表会ではブリヂストンがサポートする機材も展示された
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問い合わせ先

ブリヂストンサイクル
http://www.bscycle.co.jp