トピックス

ビクシズがニューモデル「パトス」をハンドメイドバイシクル展で初公開

ビクシズは、ウーゴ・デローザという偉大な父のレガシーを受け継ぐドリアーノ・デローザが、40年に及ぶキャリアを経て2015年に自ら設立したブランド。

第1弾のクロモリモデル「PRIMA(プリマ)」は昨年、北米ハンドメイドバイシクルショーで最優秀賞を含む2賞を獲得。そして今回いよいよドリアーノの真骨頂ともいえるチタンフレーム「PATHOS(パトス)」がリリースされる。

 

待望のチタンモデル登場


PATHOS(パトス)とは、情熱や感情の高ぶりを表すギリシャ語の修辞語。チタンのマエストロと言われるドリアーノが手がけるフレームを見た瞬間、バイクに乗った瞬間からこみ上げてくる感動を名に込め、ビクシスの記念すべきチタニオフレームに与えられた。

チューブセットはレイノルズ製 Ti3 A12.5V をパトス専用にオーダー。前三角には前後異径テーパード(トップチューブ、シートチューブ)および、中央部を薄くしたダブルパテッドチューブを採用。大口径のチェーンステーはテーパードに加えて、縦方向に潰したオーバル形状だ。加えてシートステーは中心から前後両端にかけて細くなる、総円錐形「ピコーノ」構造。これらのチューブを、ドリアーノがビクシス工房内のチタン専用の溶接作業室で1本ずつ手作業でTIG溶接している。
 

クロモリモデルのプリマで実現した高次元のペダリング反応性を、パトスにも貪欲に求めた。同時にチタンらしいバネ感を損なうことなく、決して硬すぎることのないしなやかな乗り味を実現している。

フォークは、同じイタリアのフレームビルダーで盟友ともいえるダリオ・ペゴレッティによるカーボン製 Falz をプリマに続き採用。これにドリアーノがハンドリング性能向上に大きな効果があると評価する、クリスキング製スレッドレスヘッドパーツD11(同フォークのため専用開発)を組み合わせるため、ヘッドチューブ径は41.3mmのオーバーサイズとなった。
 
ビクシスのフレーム製造は、塗装以外のすべての作業をドリアーノが手作業で行っている。塗装は厳選した工房に外注している。すなわち「100%ハンドメイド・イン・イタリー」のピュアプロダクトといえる。非カスタマイズのスタンダードフレームでは、トップチューブ長 520 〜 595mmまで全15サイズをホリゾンタル、スローピングの2種類で用意する。フレーム重量は、1250 〜 1350g。BBはITA(70mm)、フレームセットにはPMP製チタンシートポスト(27.2mm)が含まれる。

フレームセット価格 57万円(税抜)
カラー:ロッソ、ネロ、イタリアントリコロール

サイズをフルカスタマイズでオーダーメイドすることもできる(オプション料金 3万2500円)。この場合は、BIXXIS JAPANショールームからイタリアのBIXXIS オッフィチーナをオンラインビデオチャットでつなぎ、イタリア語通訳を交えて、ドリアーノとともにディスカッションしながら、理想のオーダープロセスを進めていく。一台のバイクを購入する、その過程からスペシャルなのだ。

BIXXIS JAPANショールームは、来店予約制で営業している。
〒111-0041 東京都台東区元浅草 1-15-2  
info@bixxisjapan.com

 

問い合わせ先