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全日本最速店長選手権2016 エイジサイクル・岩島啓太が優勝!

「日本全国で最速の自転車店店長は一体誰だ!?」。そんな一言から始まった本誌の企画「全日本店長選手権」。今年で6回目を迎えるロードレースが、9月28日(水)、千葉県成田市の下総運動公園で開催された。
 
text:江里口恭平、 photo:和田やずか

残暑の中、31人の店長が”最速”をかけて全国から終結

スタートラインに並ぶ店長たち。自店の看板を背負い激闘に挑む
当日の天候は雨こそ降らなかったものの、高い気温と湿度で立っているだけでも不快な汗が流れてくる。
レースはマトリックスによる計測チップを導入し、会場ではDJタネによるレース実況など、会場の雰囲気は手前味噌だがホンモノそのままだ。1周1.5kmのアップダウンのあるサイクルコースを50周、合計75kmのコース使用したロードレース。近年では出場選手の層がより幅広くなってきており、現役の実業団E1カテゴリーやJプロツアーで走る店長からレジェンドと呼ぶにふさわしい経歴を持つ店長まで入り乱れて、事前の展開はなかなか予想できなかった。
店長たちはレース開始2時間前には会場に到着し、14時のスタートに備えて各自試走やアップを行う。それぞれの店長の機材にも注目が集まっていた。
 
14時ちょうどにレーススタート。1周目から小さなアタックが連発されるが決定的な逃げは許されず、序盤は長く伸びた集団で進んでいく。9周目に西谷雅史(サイクルポイントオーベスト)、井上大我(サイクルぴっとイノウエ刈谷店)、藤岡徹也(シルベストサイクルみのおキューズモール店)の3人の逃げが決まり、5周にわたる逃げが発生する。それが吸収された直後の16周目、梅林康典(ワイズロード名古屋店)、坂手潤一(バウンス)、荒上光亮(Fun Cycle)、中尾峻(Bicicletta SHIDO)の4人のアタックがかかるが、19周目には再び集団はひとつに。レースは振り出しに戻る。
 
そう思ったのもつかの間の20周目、西谷雅史、岩島啓太(エイジサイクル)、坂手潤一、鈴木祐一(ライズライド)の4人がアタックをかける。そこに反応したのは昨年度の最速店長・涌本正樹(スクアドラ)、藤野智一(なるしまフレンド神宮店)、遠藤健太(サイクルワークスFin’s)、井上大我、長谷川嘉男(サイクルキューブ)。22周目には合流し、9人の逃げが生まれる。
周回数はまだ半分以上。まだ中盤に入ったばかりのため、メイン集団はここで様子見となる。しかし、この強力な逃げメンバーは20秒前後の差から始まった順調にローテーションを回して集団との差を広げていく。
 

勝利への最終列車は出発が早かった

強力なメンバーで構成された逃げ集団は後続の追走を許さなかった
逃げ集団は32周目には6人となりながらも、思惑と脚力が揃っていることもあり徐々にペースを上げ、メイン集団とのタイム差を確実に稼いでいく。35周を超えた時点で集団との差は1分を超え、後続集団には焦りの色が見え始める。このコースは1周が短いので、先頭タイムの180%を超えた時点で脚きりとなるルールが採用されているためだ。差が1分30秒に近づいた38周目には中尾峻、岩佐昭一(サイクルフリーダム)、荒上光亮が追走のため集団から飛び出すも、大きな差は埋められず。
 
そしてなんと残り10周を残す39周目の時点で、集団を形成していた15人がタイムアウト。それを免れた追走の3人もその後、脚きりとなり、42周目の時点で残るは逃げ集団となっていた6人(西谷、井上、涌本、遠藤、藤野、岩島)のみとなった。審判の笛が無常に鳴り響く。
 
6人は途中に西谷がアタックを打ったものの大きな動きは無く、高速巡航のまま最終周へ入る。フィニッシュ直前の坂の手前で最後のスプリントが開始された! 涌本のピンクと岩島の青いジャージが坂を駆け上がり、先に計測ラインに飛び込んだのは岩島啓太! 第6代全日本最速店長の称号を手に入れた。2位はスプリントで競った涌本、3位は後続スプリントを制した井上となった。
1位の岩島店長には賞品として「2016最速店長ジャージ」と、「サイスポ本誌連載1年分」が送られた。
 
ツイッター実況は #最速店長 で振り返ることができる。ぜひ検索してみてほしい。
 
より詳細なレポートはサイクルスポーツ12月号(10月20日発売)に掲載予定!お楽しみに!

 
かわいいお子さんたちと表彰台に上る岩島店長

参加店長たちの雄姿!

全日本最速店長選手権2016リザルト