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MERIDA新型旗艦ディスクロード、SCULTURA DISCが発表

昨年モデルチェンジしたばかりのメリダ・スクルトゥーラが再びニューモデルを発表した。いよいよ始まるディスクブレーキロード時代を闘うために武装したスクルトゥーラディスクだ。軽さに加えて、独自機構も搭載した意欲作だ。
 
text:難波賢二

28Cのタイヤまで装着可能


第100回記念大会となった先週末のロンド・ファン・フラーンデレンで史上初のチーム全員揃ってディスクロードを投入したランプレ・メリダ。その新しい時代を切り開いたバイク、新型スクルトゥーラディスクが発表された。 

山岳ステージから、平坦気味のコースでも使えるセミエアロのオールラウンダーとして昨年デビューした現行スクルトゥーラをベースにディスクブレーキ化。軽い走りはそのままに、28Cタイヤが装着可能なワイドクリアランスを得て、パヴェなど荒れた路面のレースでも使える快適性能を得た。 
 

フラッグシップモデルとなるスクルトゥーラCF4のフレーム重量は900g(54サイズ)で、競合の平均的な重量よりも軽量。アルミニウムモデルのライト(フレーム重量:1500gもある)欧州MTB市場で大きなシェアを持つMERIDAならではのノウハウを投入した鍛造アルミニウム製の放熱フィン「ディスククーラー」をリアキャリパーに装着し、長い峠の下りなどの過酷な条件でも安定した制動力とフェイルセーフを実現している。 ライダーの足の後ろにあるリアブレーキは、特別な放熱対策が必要だとメリダは考えたからだ。鍛造アルミニウム製の放熱フィンによって、一定条件下で35℃の冷却を実現した。

UCIのニュートラルサポート基準に基づいてフロントローターには160mmを採用。アクスルはフロント12×100mm、リア12×142mmで、スルーアクスルながらクイックリリース並みの脱着速度を実現したR.A.Tスルーアクスル(CF4のみ)を搭載。 
 
フロントブレーキ部
フロントブレーキ部
リヤブレーキ周辺。チェーンステーに付く放熱フィンが確認できる
リヤブレーキ周辺。チェーンステーに付く放熱フィンが確認できる

新型SCULTURA DISCの詳細については、ベルギー・コルトレイクの発表会より4/20発売の本誌にて紹介する。

 

問い合わせ先

ミヤタサイクル
http://www.merida.jp/