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《手ぶらでMTB》vol.4 2020年までに走っておきたい『日本サイクルスポーツセンター』MTBコース

ヴェロドロームもあり、日本自転車総会の総本山と言える伊豆・修善寺。

そのお膝元『伊豆CSC』では、ロードレーサーからサイクルUFOまで、ありとあらゆる自転車遊びが1年中楽しめる。MTBコースもあって、もちろん手ぶらでOKだ。


 
text & photo: 中村パンソニ

自転車遊びならここへ、『自転車の国』伊豆CSC

日本サイクルスポーツセンター Facebookより


一時は蓮舫センセイによる仕分けにて、休園の噂も流れた伊豆修善寺『日本サイクルスポーツセンター』、通称伊豆CSC。それも噂に消え、今も自転車遊びを全力で楽しめる設備が整うこの施設。キャッチフレーズ通りの、自転車の国である。

そうか、これも自転車だったかと唸らされるような施設も含めて自転車というスポーツの総本山。イベントやらロケやらなにかと行われるメジャーどころなのだが、実はMTB好きでも走ったことがないよという人が多い。ここ数年、この伊豆CSCがMTB全日本選手権の会場となっているために、「全日本のレースコースなら走ったことあるよ」というライダーが増えた程度だ。

もったいない話である。この伊豆CSCには、規模はそんなに大きくはないが、MTB走りの楽しさを体感できるコースが、いくつもある。
 

五輪コースへ向け、進化を続けるXCコース


まずコースマップをご覧いただこう。すべてつなげば、3km弱のコースが取れる。これはちょっと前の地図だと思われるので、細かいところは変わっているかもしれないが、高低差は100m弱といわゆる里山レベル。最近の流行りの低山型XC系MTBコースである。流行りというかそれ以上、数年後には最先端であるべきオリンピック用コースになる予定である。

最先端になるコース全体は、林間を走るタイトなコーナーの続くスイッチバックセクションから、ちょっとしたダウンヒル気分が味わえる、バームの付いたコーナー(外側が盛り上がっていて走りやすい)が続くセクションもある。全体として短くはあるが、手短かに、気軽に走れる里山系のコースだと考えるといいだろう。丸一日、という訳にはいかないかも知れないが、半日はそこそこにトレール走りを楽しめるコースだ。
 

そもそも常設のXCコース、というのが意外に少ないので、そういった意味でも貴重である。加えて、オリンピックレベルに向かって進化していくXCOコース、という意味では、未来を目指すMTBレーサーであれば、今のうちから走り慣れておきたいものである。
 
そして、このMTBコースには、XCコースとしてさらに楽しくなれるポテンシャルがある。このコース現場のメンテナンス担当の方には、コース設計と管理にさらに熱を入れてもらえるとうれしい。

 

パンプトラック、ランバイク、BMXコースも完備

しかし、最先端になるのは2020年に向けた未来の話ではない。この『自転車の国』伊豆CSCには、もうすでにMTB遊びの最先端コースも揃っている。
 
例えば、ペダルを漕がずに前に進んで遊ぶパンプトラックがあり、下りでのジャンプやドロップオフなどを味わえるフリーライドセクションの『スキルパーク』がある。本格コースは先にとっておこうと考えるヤングなキッズ達のためには、ペダルのない子供向けランバイクで楽しめる『ストライダーコース』が用意されている。

 


見逃せないのが、このBMXコースである。現役BMXライダー、佐伯進氏による手入れの行き届いたレース用BMXコースでは、自転車ライドにおける本物の『縦の動き』を体感できる。レンタルBMXも用意されているから、『手ぶらでBMX』も問題ない。

そのBMXコースを奥までずいっと入って行くと、そのテーブルトップの影に隠れるようにして、上級レベルのパンプトラックがある。これは佐伯氏が、トップライダーでも楽しめるよう、しかも安全性を損なわないよう、考えぬいて作った『本気ライダー向けプレイパーク』だ。このパンプを自分のもののように乗りこなせれば、上級者の仲間入りと自負してもいいかもしれない。

 


しかもその脇には、いわゆる『トレイル系ダートジャンプ』まである。こちらも、現役トップライダー氏が『安全性と遊技性』を追求して作り上げた信頼のコースデザインだ。腕に自信のある向きは、こちらにも挑戦を。
 
レンタルバイクも豊富である。XC用、プレイバイク、フルサス、子供用24インチなども揃っている。利用料も、入園料に加えてそんなに高くはないのもうれしい。

 


『日本サイクルスポーツセンター』
静岡県伊豆市大野1826番地   TEL 0558-79-0001
http://www.csc.or.jp
 
営業時間(基本):平日10:00〜16:30、土・日・祝日9:30〜17:00、基本無休(詳細な営業時間については、公式HPをご確認ください)。
料金体系/入場料:大人820円、子供620円、レンタルバイクは+420円、+210円(クラスによって変わる)
 
会場そばに宿泊施設をお探しの際は、トラックの全日本ナショナルチームなどの定宿である『サイテル』がある。あたかも合宿所という体をなした施設ではあるが、夕食、朝食の量は多く、なかなかうまい。
 


《手ぶらでマウンテンバイク》vol.1 富士見パノラマ MTBパーク
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《手ぶらでMTB》vol.2 ふるさと納税してMTBツアー走って。山伏トレイルツアーに見るガイドツアービジネスの成功モデル
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《手ぶらでMTB》vol.3 この冬のマスト 「スノーをファットバイクで走る」その楽しさ2つ
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