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シマノ新コンポーネント「メトレア」。新型「ソラ」を発表

シマノから新たに発表されたコンポーネント「メトレア」と、新型「ソラ」。特にメトレアは、今まで同社のコンポーネントにはなかった新ジャンルへの挑戦となる意欲作だ。
 
text●中島丈博 photo●シマノ、中島丈博

”アーバンスポーツ”のためのコンポーネント「メトレア」

台北ショーで展示されていたメトレアを組み込んだバイク。
”自転車界にとってMTB以来のエキサイティングな商品”と同社が言うほどのカテゴリーが”アーバンスポーツ”。MTBの黎明期、それ専用のパーツが無かったために、当時の現行パーツでいかに楽しむか、ユーザーそれぞれのアイディアでバイクを作っていた。そこで、シマノは専用のコンポーネントを商品化し、大きなマーケットを作り出したのだ。

シマノは、そのプロセスを街乗りのためのバイクに置き換え、こだわりを持って、独自のアイディアでパーツアッセンブルを考える人たちがいるジャンルである”アーバンスポーツ”に「メトレア」を登場させた。名前の由来は、このコンポーネントの開発背景にあるキーワード「Metropolitan and Real」から。
 
スタイリッシュでシンプルな見た目を維持したまま、速く移動するために必要な機能を盛り込んだコンポーネントになっている。乗車姿勢がクロスバイクよりも深く、ロードバイクよりも浅い、上半身の角度が60度~45度で、快適なハンドリングを提供できるように設計されている。

トップの写真のように、ブルホーンバーに取り付けるタイプのほか、フラットバーのためのレバーもある。フロントはシングル(42T)とダブル(46-32T)がラインナップ。チェーンガードもスマートな見た目に仕上がっている。リヤは11速となる。なおブルホーンバー(ST-U5060)は、ハンドルに取り付ける部分の径が、独自規格のため、それに対応した専用ハンドルが必要になる。ブレーキはフラットマウントタイプ油圧ディスクブレーキが用意されており、ローターは140㎜径。完組ホイールもある。欧州で今年4月の発売が予定されている。
 
フラットマウントタイプのブレーキキャリパー。ホイールの固定はスルーアクスルではなく、既存のクイックリリースを使用していた
「プロ」ブランドから今夏、メトレアのコンセプトに対応した「Hタイプ」バーが発売される予定

新型ソラ、上位グレードと同じく4アームクランクを採用。リヤは9速のまま

ロードバイクの入門グレードコンポーネントであるソラがモデルチェンジを発表した。クランクが4アームになったほか、STIレバー、ブレーキキャリパー、前後ディレーラーも上位グレードと同様の形状、構造になっている。

フロントチェーンリングはダブル(50-34T)のほか、トリプル(50-39-30T)も用意される。また、シティーユースでの利便性を持たせるため、5アームのクランクセットにチェーンリングからパンツの裾を守るガードが搭載されたモデルも用意される。ブレーキについては前作よりも20%制動力が向上している。入門モデルこそ制動力は大切なので、大きな意義を持つ。

カセットスプロケットは11-34Tというワイドレシオ。9速のままだが、ディレーラー、デュアルコントロールレバーが刷新されたことで、上位グレードゆずりの軽いシフト操作が期待できる。
 
さらに、話題のディスクブレーキにも対応した。ブレーキキャリパーBR-RS305と、ディスクブレーキローターSM-RT81-SS/Sおよび、RT54-Sと組み合わせることで、リーズナブルな価格でディスクブレーキロードを組むことができるだろう。