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あなたのリドレーはどれ? ”国技”として石畳で鍛えられたバイクの選び方

「リドレーはベルギーを代表するブランドのひとつである」。 とよく説明の文章に登場するが、日本のマーケットにおいては いちばんなじみ深いブランドになったのではないか。

そう思えるほど、最近の自転車イベント会場で見かける機会は多くなった。となれば購入検討している人も多いはずということで、バイヤーズガイドを用意した。

 
text●ナカジ  photo●鶴身 建 /和田やずか
presented by JP SPORTS GROUP

リドレー・バイヤーズガイド



大きく分けて、ロード、オフロード、オールロードと大枠のカテゴリーを持っているリドレーのラインナップにおいて、今回はロードバイクに注目して解説する。エアロロードの「ノア」、軽量モデル「ヘリウム」、オールラウンドモデル「フェニックス」と3つのシリーズがある。どれが自分のベストなのか? 日本の代理店であるジェイピースポーツグループの川滝昌利社長に聞いた。

 

CS(以下C):今年はとくにミドルグレードが魅力的ですね。各モデルのミドルグレードについて、まずはノアからお願いします。

川滝(以下K):今年のA・グライペルの活躍が示しているとおり、平地やスプリントにおいて力を発揮してくれるフレームです。彼が乗っているのはノアSLというモデルですが、今月そのセカンドレードである「ノア」を発表しました。フレーム形状はSLとまったく同じ。カーボンのグレードを落とし価格を抑えています。単にフレーム重量を見ると決して軽くはないですが、中高速域でののびを感じることができると思います。 

C:ヘリウムはどうでしょうか。 

K:こちらも上位モデルと同じフレーム形状で、カーボンのグレードを変更しています。Mサイズで 比べると重量は100g重いだけ。 シートステーがさらに肉薄に進化して、軽さはそのままにより快適性が向上されています。やはりヒルクライムや上りの多いレースで使ってほしいですね。

 


C:フェニックスに上位モデルが登場しましたね。 

K:もともとフェニックスが登場したのは、学生がレースで使えるカーボンフレームを作ろうというところから。もちろんプロのレースでも使える。2014年のツール・デ・フランドルでJ・ルーランツが表彰台を獲得しました。その上位がフェニックスSLです。ノアとヘリウムで培ったノウハウのいいとこ取りをしたオールラウンダーですね。タイヤも28Cサイズまで使用できるので、レースはもちろんロングライドや、通勤・通学ライドなど何でも快適に使えます。 

C:どのモデルもその先がレースにつながっているというのはとても所有欲が満たされますね!

K:この話で少しでも興味を持ってくれたら、ぜひ各地の試乗会へ足を運んでいただき、ご自身の脚で乗り味を確認してほしいです。

 

平地、スプリントを制するためのノア

今年もA・グライペルの活躍でステージ優勝を成し遂げたのは記憶に新しい。かつてはオーストラリア人スプリンターのR・マキュアンの愛車としてその名前を記憶している人も多いだろう。今でこそエアロロードというカテゴリーが広く認識されているが、2000年代中盤はまだだった。息の長いシリーズは年を経るごとに熟成されている。
 

最新のノアは実用性と空力を両立。シートステーデザインを見直し、エアロブレードタイプの軽量ストレートフォークへの変更に加え、「インモールドFサーファス+」テクノロジーというダウンチューブに設けられた「溝」 によって空気抵抗を軽減している。

専用ブレーキキャリパーを装備していた年も あったが、最新モデルはメンテナンス性や実走でのデメリットを排除するため、あえてノーマルブレーキキャリパーが採用されている。インテグレーテッドタイプのシートポストをやめたのも同様の理由だ。

 
ノア
フレームセット価格/ 28万5000円(税抜) 
※エアロV2シートポスト2万円(税抜)が付属

フレーム●30、24t HMカーボン  
カラー●NSL-02Bs(チーム) 
サイズ●XXS、XS、S、M 
フレーム重量●1080g(Sサイズ)1100g(Mサイズ)
フォーク重量●400g 


 

上り番長、屈指の軽さのヘリウム

軽量バイク好きにとって、毎年その動向が気になるモデルというのがいくつかある。「ヘリウム」は、そのなかにきっと入っているだろう。 水素に次いで軽い元素の名前が与えられている とおり、軽量モデルを担っている。

トップモデルのヘリウムSLはフレーム重量 750gを誇り、セカンドグレードのヘリウムでも880gに仕上がっている。アイコンとなる極細のシートステーは、従来よりもさらに肉薄に仕上げられている。軽さを実現するために必要なのはもちろん、リヤホイールからの振動を吸収し、かつベルギーの石畳など悪路を走行するときに路面追従性を確保し、タイヤと路面がしっかりと接触することでちゃんと前に進むバイクに仕上げている。 

 

ヘッドパーツのベアリング径は下ワンに1.5 インチサイズを採用するモデルが多いなか、1-1/4インチとワンサイズ小さい径を採用することで軽量化し、ハンドリングとの両立を狙っている。

 
ヘリウム
フレームセット価格/ 27万1000円(税抜)

Spec. フレーム●30、24t HMカーボン 
カラー●JP15-4As(レッド) 
サイズ●XS、S、M 
フレーム重量●880g(Mサイズ) 
フォーク重量●340g

 

いろいろ楽しみたい!に応えるフェニックス

アルミフレームが主流のころからリドレーを知る人にとって〝リドレーらしい〞と思わせるのは「エッジチュービング」と名づけられた、ぐっと角が立った多角形のフレームではないだろうか。素材をアルミ合金からカーボンに変えた現在でもそれは健在で、フェニックスシリーズに採用されている。  

ノアやヘリウムと比べると価格こそ安いが、 その走りはトッププロがレースで使用するに足りるもの。選手がコース特性に合わせて使い分けるバイクのなかにフェニックスも含まれている。リドレーのポリシーとして、価格に関係なくどのシリーズでもトップモデルはレースで使えるものを用意するというのがある。フェニックスも例外ではないのだ。  

 

オールラウンダーであるフェニックスの最新モデルSLは、軽さや快適性に加えて空力性能も向上。ヘッドチューブ、ダウンチューブとフロントフォークの形状を大きく見直し、スムーズなフォルムとすることでそれを実現している。

 
フェニックスSL
フレームセット価格/ 23万5000円(税抜)

フレーム●30、24t HMカーボン 
カラー●FSL-01Bm(ブラック)、 FSL-01Cs(ホワイト) 
サイズ●XXS、XS、S、M(新ジオメトリー) 
フレーム重量●1050g(Sサイズ)、 1060g(Mサイズ)
フォーク重量●370g

 

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