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安心という速さを手に入れろ！ ライトウェイト保証プログラム徹底検証 vol.2
2015.08.13
一度壊れたら終わりだと思われていたライトウェイトだが、修理や新品交換が可能となる保証プログラムが日本で展開されることになった。その詳細を検証する。
日本独自のサービス展開
ライトウェイトのプロダクトマネージャー、デビッド氏にライトウェイト保証プログラムについて聞いてみた。有料の保証制度、「ホイールプロテクション」は、損なのか得なのか。
CS：なぜ日本でこのようなサービスを始めたのですか？
デビッド：日本はドイツから見て地球の裏側にあるうえに、厚い言葉の壁があります。しかし、日本はライトウェイトにとってアジアでいちばん重要な市場です。日本のサイクリストがストレスなくサービスを受けられるようにと考えた結果、日本でこのサービスを展開することにしました。
正規販売店から購入するメリットとは？
CS：正規代理店を仲介しなくても保証プログラムに入れるのであれば、語学が堪能で直接本社とのやりとりができる人は、個人的に登録をしたほうが安く済んだりするのではないですか？ 日本で正規代理店を通して買うことのメリットとは？
デビッド：日本以外の国のオーナーはそうしています。ライトウェイトの窓口担当は英語とドイツ語で対応できますからね。でも日本では正規代理店を通すことの大きなメリットが２つあります。
１つは輸送コストとコミュニケーションの精度。個人でライトウェイトのホイールを輸送する場合、一般的に個人での輸送よりも法人での輸送コストのほうが安く済む傾向にあるため推奨できません。コミュニケーションの問題も正規代理店とわれわれライトウェイトではつねにやりとりをしているので、スムーズに進めることができます。
もう１つはユーザーを理解しているプロショップの存在です。日本市場を把握した正規代理店とユーザーを知っている正規販売店を通すことで、顔の見える相手との信頼関係のなかで手続きを進められます。もちろんライトウェイト本社と直接やりとりをしてもらってもかまいませんが、日本の場合は正規代理店と正規販売店を通すほうがメリットが大きいと考えています。
ホイールプロテクションプログラムは買いか？
CS：ズバリお聞きしますが、有料の「ホイールプロテクション」はお得なんですか？
デビッド：ホイールを家の中に飾っておくなら登録しなくても大丈夫です。壊れませんからね（笑）。でも、ガンガン乗るなら「ホイールプロテクション」に申し込んでいただいたほうがいいでしょう。レースでも練習でも、ホイールを壊してしまうことはあります。
ライトウェイトのホイールは一切調整できません。他のホイールのようにスポークを交換したり振れ取りをすることは不可能なんです。だから破損した場合はすべてドイツの本社の工房で修理します。しかし、破損したホイールの修理は非常に難しく、修理するよりも新品を買い直してもらったほうが安い場合が多いのです。
「ホイールプロテクション」に加入していれば無償で修理しますし、もし修理できない場合には新品のホイールをお送りします。
CS：中古でホイールを購入したときに前ユーザーから証明書の類を受け取れなかった場合は、保証の内容はどこに問い合わせればいいんでしょうか？
デビッド：正規販売店に問い合わせてください。そうすれば正規代理店を通して問い合わせがライトウェイトに入ります。保証の申し込み状況、保証の残存期間、盗難品かどうかなど、本社のデータベースにすべて登録されていますから。
CS：「ホイールプロテクション」に加入していたオーナーが壊してしまって新品に交換という判断になったとき、もし壊れたホイールがモデルチェンジで廃盤になっていたら？
デビッド：できるだけ同じものを用意するようにしますが、モデルチェンジなどの理由で不可能な場合は、同等レベルの製品をご用意いたします。
CS：修理可能と判断された場合、ホイールの性能を低下させずに直してもらえるのですか？
デビッド：もちろんです。修理可能か否かの判断基準は、「破損前と同じ性能を維持できるかどうか」です。だから修理には非常に高い技術と経験が必要なのです。
CS：では最後に、「ホイールプロテクション」に加入するかどうか迷っている日本のサイクリストにメッセージをお願いします。
デビッド：どんな高性能フレームでも、性能の低いホイールをはかせれば自転車としての性能は悪くなってしまいます。でも、さほどよくないフレームにいいホイールをつければ、明らかにいい自転車になります。自転車の性能の大部分は、フレームとホイールの性能で決まりますからね。
だからライトウェイトをレースだけでなく練習時にもどんどん使ってほしいと思っています。そもそも、ホイールの破損を心配して高性能ホイールを使わないのは本末転倒です。最高のホイールで最高のパフォーマンスを発揮してもらうためにも、ホイールプロテクションという保証制度をうまく使って、ライトウェイトのホイールを長く楽しんでほしいと思います。
ライトウェイトは高額な芸術品ではなく高性能ホイールですから、しっかりと使ってもらうのが私たちの望みです。
より詳細な保証内容はこちら http://www.podium.co.jp/lightweight/wheels-user-support/warranty-32.html
