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デローザ・キングXS 試乗レポート

カーボンフレームを持っていなかったデローザが2000年のミラノショーで発表し、2002年から市販を開始したキング。 以来マイナーチェンジを繰り返しつつ、さまざまな派生モデルを生み出し、同社の根幹を成す存在となっている。そんなキングの2015年モデルがこの『XS』だ。  

 

text:大屋雄一 photo:小見哲彦

暗闇で目立つ畜光カラーの最新鋭レーサー

 

かつてスーパーキングシリーズを共同開発するなど、カンパニョーロ社との親和性が高いデローザ だが、このキングXSにはまだカンパに対応製品のないダイレクトマウント用のブレーキ台座が採用されている。

 

しかも、リヤはデローザ初のBB下とするなど、この点だけでもドラスティックな変化といえる。ちなみにフロントは標準的なキャリパーも取り付け可能で、フォークの内側にはブレーキシューホルダーが干渉しないよう逃げが設けられている。  

 

フレームの素材は、先代のキングRSアクションのT1000/ T800/XN から、T100 0/T800/XN に。上下異径ヘッドチューブの下ワンは従来の1-1/2から1-1/4へとわずかに小径化されている。

BB規格がBBからBB386になったのも大きな変化だろう。  

 

サイズ 53.8におけるフレーム 単体重量は950gプラスマイナス30g、フォ ークは380gを公称。今となっ ては超軽量と呼べないものの、むしろ安心できる重さ。そして、キングRSアクションよりもプライスを引き下げてきた点にも注目したい。

 

DEROSA KING XS

 

デローザ・キングXS

フレームセット価格/ 37万9000円(税抜) 

※ホワイトルミアカラーは、オプションでフレーム同色のシートポストとステムが選択可能(価格未定)

 

フレーム●カーボン

フォーク●カーボン 

コンポーネント●シマノ・デュラエース9000 

ホイール●ビジョン・メトロン40 

タイヤ●ビットリア・コルサCX 

ハンドルバー●FSA・K-フォース 

ステム●デローザ・オリジナル 

サドル●デローザ・オリジナル 

シートポスト●デローザ・オリジナル 

試乗車実測重量●6.6kg(53.8サイズ、ペダル・ボトルケージなし) 

サイズ●39、49.2、50.3、51.6、 52.6、53.8、55.2、56.7、58.8 

カラー●ホワイトルミア、 ブラックブルーライン(日本限定カラー)

 

 

下ワンをキングRSアクションの1-1/2に対して1-1/4インチへと小径化。シフト&リヤブレーキワイヤはこの位置から内蔵される

 

 

チェーンステー下部に設けられたリヤブレーキはダイレクトマウント式。フロントも同様だが、標準的なキャリパーも装着可能だ

 

 

リヤキャリパー取り付け用のブリッジを省略したことで、よりシ ンプルな造型に。国内専用色のブ ラックはラインがブルーとなる

 

 

デビュー以来、キングのアイコンとなっていたボトルケージ部分の凹みが消失。素材は部位ごとに T1000、T800、XN10を使い分ける

 

大屋雄一の試乗レポート

 

試乗車は、世界展開されるホワイトルミアという蓄光カラー。見た目はマットホワイトだが、日中 トンネルに入ったときなどボワッと黄緑色に光るので、これだけでも所有欲をかき立てられる。

 

もちろん走行性能も、デローザが長年熟成してきただけあって、ロードレーサーとして最高レベル。

踏み込んだ際に伝わる剛性感から、はるかに高い速度域を対象としていることがわかるが、下りコーナーでのラインの自由度や、荒れた路面での失速感の少なさなど、一部の恩恵はホビーレーサーでも感じることができる。

 

ダイレクトマウント式のブレーキは、フロントは絶対制動力を、リヤはコントロール性を重視しており、これも実戦的といえるだろう。

塗装で遊び心を見せてはいるものの、中身はバリバリの最新鋭レーサーなのだ。

 

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