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和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第10ステージ

1997年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影してきたフォトグラファー・和田やずか氏。 第101回ツール・ド・フランスではプロチーム「ロット・ベリソル」に帯同し、毎日フォトエッセイをお届けします!

 

photo:和田やずか text:CYCLE SPORTS.jp

7月14日 ツール・ド・フランス 2014 第10ステージ

 

ツール・ド・フランス第10ステージは、2012年にクリス・フルーム(スカイ)が独走&初優勝を決めたラ・プランシェ・デ・ベルフィーユをゴール地点とする161.5kmで行なわれた。

短くタフなコースには連続する7つの上りが組み込まれている。

 

ニバリ(アスタナ)からマイヨ・ジョーヌを奪い、一夜にして名を馳せたフランスのトニー・ガロパン(ロット・ベリソル)。

 

急遽用意された、マイヨ・ジョーヌカラーのリドレー・ヘリウムSLにはトリコロールがさりげなくあしらわれている。

 
 

 

 

 

 

 

転倒で右膝をケガしながらも何とか集団に追いつこうとしたコンタドール(ティンコフ・サクソ)の脚が止まった瞬間、またひとり優勝候補がツール・ド・フランスを去るという衝撃が走った。

 

最大のライバルを待つためにペースを落としていたアスタナは、「リタイア」の情報が入るとエースを守ったままスピードを上げる。

 

ニバリは残り2.5kmで集団から抜け出し、すぐに先頭のロドリゲス(カチューシャ)に追いつくと最後は独走でステージ優勝!

たった1日でマイヨ・ジョーヌ奪還を果たした。

 

 

 

フランスチャンピオンジャージを身にまとい、ファンサービスするアルノー・デマール(FDJ)。

 

7月14日、革命記念日に勝利を!と願うフランス人選手が何人か逃げにのったものの、8.5%、9.5%という急こう配の上りでひとりずつ脱落していった。

 

勝者と敗者が振り分けられたあと、ツールは最初の休養日を迎える。

 
 

 

ほほを赤らめ、憧れのYukiya Arashiroにサインをもらうファン。

ヨーロッパカーのジャージ、日本の国旗でアピールした甲斐があったようだ。

 

周りの人たちの「アラシロ!?」という表情を見ても、新城幸也の人気のほどがうかがえる。

 
 

和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー

 

1975年生まれ・千葉県出身。

97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。

代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「f」「S」がある。

Website : http://www.wadabros.net

Facebook : http://facebook.com/wadayazuka

Twitter : http://twitter.com/wadayazuka

 

 

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