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和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第7ステージ

1997年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影してきたフォトグラファー・和田やずか氏。 第101回ツール・ド・フランスではプロチーム「ロット・ベリソル」に帯同し、毎日フォトエッセイをお届けします!

 

photo:和田やずか text:CYCLE SPORTS.jp

7月11日 ツール・ド・フランス 2014 第7ステージ

 

ツール・ド・フランス第7ステージは、今大会2番目に長い234.5kmコース。

この日も0km地点から6人が逃げ、残り40kmでエルミガ−(IAM)、フザルスキー(ネットアップ・エンデューラ)がアタックするまで延々グループ旅が続いた。

 

どんよりとした曇り空。この天気は火曜日まで続くとの予報だ。

 

 

 

サガン必勝態勢で挑むキャノンデールチームがレースをコントロールする。

 

最後に「2つの大きなこぶ」が組まれたコースレイアウトはスプリンターを振り落とすための仕掛けだが、マイヨ・ヴェール、マイヨ・ブラン独り占めのサガンはモノともせずに突き進む。

 

 

 

 

補給食をほおばる、総合首位のニバリ(アスタナ)。

 

寒いときは多めに摂取しなければならないし、ここぞというときハンガーノックにならないよう補給タイミングも重要だ。

 

ちなみに、2014年の全日本ロードチャンピオン・佐野淳哉がヨーロッパで好きだった補給食は「ロールパンにジャムをはさんだもの」。

 
 

 

転倒で負傷したマティアス・フランク(IAM)の背中を押してゴールする、グレゴリー・ラスト(トレック)

 

時としてチームの垣根を越えた助け合いが必要で、それが自然に行なわれるのがツール・ド・フランスだ。

 

 

サガンが勝ったように見えたゴールスプリント、本人同士もそう思っていたが・・・

ツール・ド・フランス第7ステージの勝者は僅差でマッテオ・トレンティン(オメガファルマ・クイックステップ)。

 

カヴェンディッシュを欠いたチームにうれしい1勝となった。

 

 

 

 

和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー

 

1975年生まれ・千葉県出身。

97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。

代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「f」「S」がある。

Website : http://www.wadabros.net

Facebook : http://facebook.com/wadayazuka

Twitter : http://twitter.com/wadayazuka

 

 

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