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BOMA CT-11C PREMIUM

2006年に日本で誕生したボーマの人気モデル「CT-11CエボリューションII」が、光の角度によって色が変化するシフトカラーをまとい「CT-11Cプレミアム」という名で再登場。はたして乗り味はどうなのか?
text●吉本 司 photo●金上 学/岡 拓
カーボン素材を輸出するビジネスを生かし、06年から独自のカーボンフレームとパーツを手がける日本のブランド「ボーマ」。企画・生産・販売を一括して自社で行なうことで高品質の製品を抑えた価格で提供し、ボーマの名は短期間でサイクリストに広まった。 そのきっかけとなったカーボンフレームが06年に発売された「CT-11CエボリューションII」だ。20万円を大幅に下まわる価格ながら、高弾性クラスのT700カーボンを採用。各部の応力に対して最適な剛性を確保するために複雑な断面形状のチューブを組み合わせて、カーボンフレームならではの高剛性とバネ感のある推進力を実現。コストパフォーマンスの高さは多くのホビーレーサーに支持されてきた。 そして、このロングセラーモデルが役目を終えるにあたってシフトカラーを身にまとい、特別仕様の「CT-11プレミアム」として販売される。このカラーはヘルメットやフレームのカスタムペイントで人気の「Zワークス」とのコラボによるもので、ブルー×パープル、グリーン×オレンジの2色を展開。中心部分はカーボンクロスを生かすため、サンド塗装という方式を用いる。また艶やかなシフトカラーを引き立てるよう、あえてボーマのロゴはシックに仕上げた。 多色使いの派手なフレームが多いなかにあって、シフトカラーはシンプルかつラグジュアリーな雰囲気が演出され、レースやイベント会場でも際だった存在になるだろう。パーツアッセンブルにこだわりぬいた自分だけの1台を作るのが楽しくなりそうだ。 CT-11Cプレミアム 21万円(フレームセット)

BOMA CT-11C PREMIUM 人気モデルのワケに迫る!

【写真左】フォークは前後と左右に対する剛性を適正化するため、三角断面のブレードを採用する。ブレード形状はストレートタイプとベンドタイプがあるのもうれしい。 【写真中】ヘッドチューブは上下1-1/8のオーソドックスな仕様だが、大きなボリュームを与えることで確実なねじれ剛性を作り出している。 【写真右】バックステーは軽さと剛性のバランスに優れるモノタイプ。ステー中間部を内側にシェイプし、剛性を確保する。
【写真上】底辺を大きくしてねじれ剛性に対応するダウンチューブ。とくにねじれが生じる箇所にはピンポイントで断面積を増して対応する。 【写真中】チェーンステーのBB側は、ボックス形状を採用してボリューム感を高めて必要な剛性を得ている。 【写真下】内側に大きく絞り込まれたチェーンステー。快適性を損なわずペダリングの反応性を高める。
【吉本 司のインプレッション】 CT-11Cの最大の魅力は安心感といえる。ヤワな感じやペラペラした感覚が微塵もなく、ペダルにしっかりトルクをかけて踏み込めるし、高速のコーナリングでもバイクをしっかり倒し込んでいける。あらゆるシーンで安定した走りを披露する。かといってフレーム剛性が高すぎてペダリングで脚が上がるような感覚もなく、カーボンらしいバネ感もある。そして、乗り心地もカーボンフレームを体感できる。ジオメトリーもホイールベースでは十分に確保されているし、ステアリングも素直。これも安心してバイクに身を委ねられるひとつの要因だ。フレーム重量も1100gほどなので、耐久性の面でも臆せず乗れる。CT-11Cはのんびり走るのもいいが、レースのように速さを求める人に、その魅力が存分に体感できるだろう。学生選手や多くのホビーレーサーに愛されてきたのも納得だ。

ショールームがオープン

新社屋で建築中だったボーマショールームが完成!ボーマ全モデルはもちろん、振動試験機など珍しい機械も見ることができる。当面はショップ、関係者のみに公開予定だが、いずれは一般公開も考えているとのこと。

問い合わせ先

ASK TRADING
048-951-5820
http://www.bomabike.com/