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お台場に1万3000人が来場! シクロクロス東京2013

今年は2日間の日程で開催された第2回シクロクロス東京には昨年以上の観客が集まり、ビールやカウベルを片手に砂地獄のコースに挑む選手たちに熱い声援を送った

ビール片手にシクロクロス観戦! 今年は1万3000人が来場


2回目となったシクロクロス東京が、今年も人気の観光スポットお台場にある海浜公園で開催された。昨年は1日だけの大会だったが、今年は2日間にパワーアップ。両日ともお天気に恵まれたこともあって、初日は3000人、2日目は1万人の観客が来場して大いに盛り上がった。アメリカンスタイルでカウベルをふりならして応援してもよし、ビールを片手にのんびり観戦してもよし。もちろん、自分のレベルにあったカテゴリーのレースに参加することもできる。シクロクロス東京は、2月の人気イベントとしてすっかり定着したようだ。

今年もキッズからベテランまで楽しめたシクロクロス東京


2日間の日程で開催された第2回シクロクロス東京は、初日にエンジョイ、ビギナー、スポーツ(C3)、エキスパート(C2)と60分間のエンデューロ、2日目には小学生が参加するキッズ、マスターズ、Women's(L1&L2)、エリート男子/C1のレースが行われた。キッズ部門は林の中だけを回るキッズ専用コースを、小学1年生から3年生の部は10分、小学4年生から6年生の部は20分走ってトップを競った。シクロクロスを楽しく体験するレースなのかと思っていたら、参加していた子供たちはみんな真剣な顔つき。パパやママの声援もかなりアツかった。都心で行われるシクロクロスは子供たちでも参加しやすいのがうれしいね! 今年のコースは各セクションに協賛スポンサーが付いていた。スタート&ゴール周辺の舗装路エリアはカスタムオーダーサイクルジャージのチャンピオンシステム、ステージと音響が配置された最初の砂浜エリアはハイパフォーマンスウェアブランドのRapha(ラファ)、シケインが設置された林のダートエリアは自転車メーカーのコナ、ダートを越えて真っ赤なフライオーバー(立体交差)があるエリアは自転車メーカーのスペシャライズド、そして公園北側の林とピットが配置された砂浜エリアはシマノだ。会場内の放送では、トップの選手がどこのスポンサーエリアを走っているのかも実況されるので、レースの流れがつかみやすかったのだが、メインイベントのエリート男子レースでは、実況もかき消されるほどの大声援とカウベルの音が響きわたっていた!








■キッズたちも大人顔負けの装備で参加! 








■大人は表彰台でビールファイト&乾杯!







■Women'sのL1は今年も女王・豊岡英子(パナソニックレディース)の圧勝だった







■今年はエリアごとに協賛スポンサーが付いていた。北側の林はシマノエリア






■シングルスピードがないシクロクロス東京では、エンデューロがコスプレ大会。フリーザは結構強かった…?!







■エンデューロにコスプレで出場した参加者がゴール後に記念撮影☆
 

ジェレミー・パワーズがメインイベントのエリート男子で優勝!


シクロクロス東京のメインイベントであるエリート男子は、昨年の米国チャンピオン、ジェレミー・パワーズ(ラファ・フォーカス)が優勝した。レースは昨年同様に日本チャンピオンの竹之内悠(コルバ・スペラーノハム)がスタートから飛び出したが、すぐにパワーズが追いつき、抜きつ抜かれつのデッドヒートが繰り広げられた。しかし、やはりベテランのパワーズの方が1枚上手だった。彼は最終周回で竹之内を引き離し、7秒差を付けてゴールへと帰ってきた。3位には昨年2位だった米国のティム・ジョンソン(キャノンデール pb cyclocrossWorld.com)が52秒差で入った。 ゴール直後の優勝インタビューで、驚きの事実が発覚した。優勝したパワーズは来日前から胃腸炎を患っていて、食事もロクに取れない状態だったのだ。大会前夜にはやっとお茶漬けを1杯食べられた程度だったと言う。チャンピオンのプライドが勝因だったにちがいない。ゴールした後はとても辛そうな様子のパワーズだっだか、表彰台には笑顔で上っていた。








■シクロクロス東京を制したパワーズのFocus







■パワーズは体調不良にもかかわらず、表彰台では終始笑顔だった







■昨年4位だった竹之内は2位になって表彰台に上がった。来年は1つ上に上がってほしい!
 

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